第7戦 フィッシングサンクチュアリ 大会観戦記

　朝の気温は18℃。水はクリア。3月15日に行われた2020年第2戦から約3か月ぶりの大会となったが天候は朝からまとまった大雨。時より叩きつけるような雨が降りしきる中、予選は始まった。予選は人数調整から4人1組の総当たりを２セットで行いその勝ち点上位12人が決勝トーナメントへと進出する方式。予選中の放流は４回行われ、放流回は数が伸びる結果となった。雨、時期の影響もあってか予選を通してスプーニングでの表層付近へアタックする選手が多かったが、クリアな池の状態を活かしたアクションをつけたサイトフィッシングやボトムなどもそれなりに効く状況ではあった。いずれにしても放流量も多く予選トータル100尾超えの選手も出た。
　決勝トーナメントは予定を変更して準決勝・決勝の２回。準決勝開始は1時30分頃でその頃には雨も上がりはじめ、開始前に放流も行われた。準決勝は放流効果もあってほぼほぼ終始スプーニングの勝負。カラーは放直、それと放直の明滅系までの強気で通して、サイズダウン、着水位置、深さ、スピードなどの変化で数を伸ばす時間となった。決勝戦は６人で10分ｘ3ローテを争われた。この時間になると活性が落ち着いた後の引き出しトータル勝負となった。そんな展開の中、K.Kさんが決勝３ローテで２３本と２位に６尾差をつけ2017年3月以来となる通算5勝目を挙げた。