第5戦 トラウトポンドNOIKE 大会観戦記

　朝の気温は6℃。天候は晴れ。４月上旬にしては寒さを感じる朝。３月後半の暖かさの後の冷え込みで泡切れの悪さが目立つターンオーバー気味の池。そんな中予選は始まった。
　予選はABローテーション方式、スプーン縛りで行われた。予選１ローテ目は日陰の寒さの中の探り合い。上目付近で活性の高い魚を引き出す時間帯となった。シルエットはなるべく小さく、カラーはマッディの中でもアピールできるセカンド色が好まれたようだ。小さいアタリをコツコツ取っていく繊細さと心のタフネスさが競われる時間帯となった。続く２ローテ頃から徐々に林の上から太陽が照り出し暖かさを感じるようになるが厳しい時間が第３ローテまで続く。
　放流後の第4ローテからは太陽も上がり徐々に活性が上がりだす。放流した奥側を中心に釣果が伸びる時間帯となった。予選中全体としては両サイドもしくは水の動く所から魚を引き出していくスタイルが伸び、Bエリアの日陰側の方が釣果が伸びたようだ。
　決勝戦は各組上位4名、計16名によってローテーション方式で行われた。この時間になると上空を雲が横切るようになり日射の変化が生まれて陰り方によってレンジ変化が起きやすい時間帯となった。予選中から早上がりで良ポジションをキープし、立ち回りの上手さを見せた[42]千脇智幸選手が地元の違いをみせ優勝した。