第4戦 amaz座間養魚場 大会観戦記

　朝の気温は14℃。天候は雨。朝のうちは無風だったが予選中盤頃から風速3m前後の風が吹く状況。
　予選は4人1グループの対戦勝点方式(10分ｘ2)グループ内上位2名が勝ち上がりで争われた。予選１ローテ目は前日放流効果もあって放直色スプーンに好反応。スプーンのみで時間内最後まで活性よく２ケタ釣果が乱れ出る手返しを競う時間帯に。続く第２ローテも放流が入り好調なスタート。後半頃からは活性が一段落ちて、明滅系やメタリック系のセカンドカラーでレンジや巻きの早さの変化で魚を探る時間帯に。特に暗い雨雲のローライト環境下でシルバーが入ったスプーンが活躍した。第３ローテからは場所差もあったが徐々にクランクが投入されはじめる展開となっていった。
　この日予選で放流された魚はヒットすると反転する魚で自分からアワせていくと弾かれる魚。向こうアワセで柔らかいセッティングが良い様子だった。また釣り座によっては向かい風の状況下である程度重さのあるルアーを投げることを余儀なくされていたが、その辺は普段から吹きさらしの座間で慣れている選手の対応は素早かった。
　決勝トーナメントは予選A～M各組上位2名、計24名が進出。準準決勝(24→12)、準決勝(12→6)、決勝6名、10分ｘ3ローテで争われた。この時間になると風雨も強まり横殴りの雨へと変化。風下側に並んだ各選手ともアンダー1ｇが使いづらい状況になる。風雨に晒されて気力体力が削られるコンディションの中、ノア1.8g、1.4g、ハントグランデなどを使い集中力を切らさず１尾１尾釣果を重ねていった[46]川路選手がエリアトーナメント初の表彰台、初優勝を手にした。