朝の気温は6℃台。空は一面、灰色の雲が覆い雨模様。池の色はマッディ。週の半ばは3日周期で低気圧が通過し、そのたびに暖かい日と寒い日が入れ替わり魚のレンジも冬のベタ底から春型へと変化してきたのか、中層レンジでも高い活性がみられた。
第1ローテは事前放流があったものの、冷たい雨のせいかスローなスタート。やや魚のサイズが小さいこともあってヒットはするものの、ノセきれずに抜けてしまう状況。続く第2ローテも釣果的には変わらず持続的に釣れていく時間帯。第3ローテ以後は全体の釣果が落ちてくるが、逆にパターンとレンジを掴んだ選手は一気に数を伸ばしてくる時間帯となった。結局AB前後各グループともに決勝ボーダーは12尾となり、今回は場所差よりはヒットパターンとヒットレンジに気付けたどうかが予選通過の鍵となったようだ。
決勝は各グループ上位5人、計20人が進出。ABエリアを25分ずつ計50分で争われた。予選後半の流れをそのままに、ココニョロ、フラットフィッシュ等、長めのクランクベイト対決となる。最初Aエリアを選択した[1]伊藤雄大選手が前半7本、Bエリアを選択した[16]前田賢哉選手が前半7本と折り返すと、後半20分[1]伊藤選手は1本差リードの状況で釣り切ったと判断するや、すかさず場所移動。立て続けに2本を追加しダメ押し。今期初優勝を手にした。
※参考[気象庁ホームページ:2015年3月8日・千葉県・千葉市の気象]
|