第17戦 群馬FC中之沢 大会観戦記

　朝の気温は7℃。天候は快晴。無風。池の色はクリアー。群馬フィッシングセンター中之沢の釣池は、秋の色がいよいよ濃くなりつつある赤城山地蔵岳を映し出していた。予選は５人１組による総当たり10回戦を行い、各組上位２名勝ち上がり。15分先取り5本で行われた。第１回戦は放流回。スプーン放直色での手返しの争いになり平均４分程度の決着となった。続く２回戦も放直～セカンド付近で数を伸ばしていく試合運びとなった。３回戦以降は雲一つない快晴、無風、クリアー、秋の棚ボケという要因も重なり、かなりシビアな展開に。中層の回遊待ちを粘るか、ボトムで粘るか。ガマンの釣りとなった。
　決勝トーナメントへは各グループより上位2人、計14人が進出した。準決勝は放流ののち15分間のタイマン勝負で行われ、この時間は釣果数が伸び乱打戦となる。決勝は15分間x2の総釣果で行われた。この頃になるといくらか風が出てきて、水面が多少波立ち魚へのプレッシャーが低下し、いくらか釣り易い状況になった。決勝前半インに入った[12]谷原選手が快調にスプーンで数を伸ばす。次いで[22]原選手が3本、荒井、吉田選手が2本で続く。後半になると魚の活性は今ひとつ。[12]谷原選手がそのまま時間を消化しきって優勝。エリアトーナメント初参加、初優勝を決めた。