朝の気温は22℃。朝のうちは黒い雲がかかっていたものの、大会開始頃には晴れ渡り、夏らしい暑さの中、大会は始まった。今回予選は7人1組による総あたり戦(グループ内で21戦)、最大10分・5本先取り方式で行われた。開始から3戦目くらいまでは5本先取りで終了していたが、4戦目あたりからは10分間での釣果を競う展開となった。途中放流後は活性が一時的に戻り、放流後2戦くらいは5本先取りで終了していたが、その後はまた10分間で釣果を競う展開となった。全体としてはインレット側の1番、2番エリアの進行が早く、5番、6番のアウト側は反応が鈍かった。朝のうち木陰になった7番、8番は日が陰っているうちはよく釣れていたが、日が高くなるにつれて厳しくなった。
決勝トーナメントへは予選各組上位3人、合計24人が進出した。準決勝は1組、2組各12人の中からそれぞれ上位5名が勝ち上がり、決勝戦は10人によって争われた。
決勝戦は前半15分、後半15分による総釣果を競う争い。気温は30℃前後、水温は18℃。上空を夏の白い雲が通り過ぎ、時より陰るという状況。前半はイン側ロープ際に入った[46]廣瀬選手が4本を取り先行するが終了間際にかけて[48]諏訪選手とアウト側ロープ際に入った[25]狩野選手が4本と並び前半を終えた。すると後半、今度はイン側ロープ寄りに入った[25]狩野選手が水の流れを上手く使った釣方(※優勝者インタビュー参照)などで4本を取り合計8本に。2位に2本差をつけ、初優勝を手にした。
※参考[気象庁ホームページ:2016年7月31日・群馬県・前橋市の気象]
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