朝の気温は5℃。池の水質はターンオーバーが進んだチョコレート色。浜名湖にしては珍しく、風もおとなしい。いつもとは何かが違うと予感させる状況で大会は始まった。前日放流があったものの開始直後は反応今ひとつ。上ずっている感じではなくボトムレンジに溜まってしまっていたようだ。スプーン、ディープクランク、メタルバイブ系いずれも釣果に繋がってはいたが「これが強い」という程のストロングなパターンはなく、とりあえずボトムを通してから探っていく、、、といったスタイルの選手が多かったようだ。
途中放流が入った第4ローテ後も反応今ひとつ。やはり予選前半からの流れを引き継ぎ、1回ボトムに落としてからがスタートという釣り方。カラーは放直や2番手3番手カラー、或いはこげ茶、チョコレート色などを選択する選手が多かった所を見ると、色を落としすぎても食わないという感じなのだろう。また、この日多かったのは手前のブレイクでのヒットパターン。沖目からチェイスした魚なのか、ブレイクについていた魚なのかは定かでないが、しっかり最後までリーリングすると釣果が伸びていたようだった。
決勝は各組上位4名の計16人が勝ち上がり、A側B側をそれぞれ25分ずつの計50分によって争われた。この時間になると雨は強まり、冷たい北風も出だし、気温以上に寒く感じる時間帯になる。決勝前半は[10]松田憲選手、[21]角田選手が7本を取り、続いて[17]奥山選手、[31]竹下選手が続く。後半は一転[11]森田選手が7本と猛追するも[31]竹下選手も6本を追加し1尾差をしのぎ切り、2008年サンクチュアリ大会以来6年3か月ぶりの2回目の優勝を手にした。
※参考[気象庁ホームページ:2015年2月8日・静岡県・浜松の気象]
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