前日は西からの風が強かったが、大会当日の朝はほぼ無風。朝の気温は-3.5℃。池の周囲を歩くと霜柱のバリバリという音が小気味よく響く中、大会は始まる。前日営業終了後の放流で魚が池の水温に馴染んだためか、最高21本[41早乙女選手]と好調な滑り出し。比較的池の中央寄りの釣果が伸びた。その裏の後半組は一転してタフコン。最高5本[12小澤選手]やや畑側のAエリアの方が優勢。第3ローテは今度は川側Bエリアの釣果がまさった(最高6本[41早乙女選手])。
第4ローテ前に放流がはいるが、この放流は今一つ働かない。「ウチの放流パターンは他の釣り場と違って少しクセがあるから通った人じゃないと分からないかも。最初は上で取れる魚もいるがこれは少ない、実は底の方がいい」と釣り場スタッフ宇賀神氏が語るように、この回伸ばしたのは底目レンジでリアクションで取っていた[10谷選手]。第5ローテは放流効果が残ったのかABほぼ均衡でスプーン、プラグ、バイブレーションいずれも反応(最高は6本[2指宿選手])があった。最終第6ローテはA側の釣果が優勢も、この回最高は川側中央に入った[1伊藤雄大選手]の5本。ボトムで反応がなくなればクランク。クランクで反応がなければボトムと丁寧にまとめていた。
決勝は各組上位4人、合計16人、前後半30分x2によって争われた。この時間になると僅かに東からの風が時より水面を揺らす程度に吹く。
前半は畑側Aエリアの池中央寄りが伸び、[41早乙女選手]が8本、[35横手選手]が5本と続く。この時川側Bエリアは最大2本と全体的に厳しい状況。サイドチェンジして後半はAB両岸まずまず釣れる時間帯。この時間、着実にバラさず5本の釣果を重ねた[35横手選手]が1尾差で逆転に成功。初参加から13年目にして念願の初優勝を飾った。
※参考[気象庁ホームページ:2015年1月24日・栃木県・小山市の気象]
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