朝のうちは半袖だと少し寒く感じたが日が高くなるにつれ、薄日ながらも夏を感じさせる気候の中、予選ははじまった。第1ローテは放流効果があり全体的に竿が曲がる状態も、ジャンプ一番でフックを外しにくる狡猾な魚の前に全体的にバレ多発。見た目ほど数は伸びなかったようだ。第2ローテになるとますます暑さを感じる時間帯となり、駐車場側の両サイドなど場所によってはいくらか釣れたものの全体としては伸びず、次次回の放流のために移動時間前にあがる選手が多くみられた。第3ローテもひきつづきポツポツは釣れる時間帯。第4ローテは放流が入り再び活性も上がったが、駐車場側に寄ってしまったか、やや釣れ具合にムラが出た。第5ローテになると空に暗雲が出始め釣果は平均的になり、第6ローテまで引き継いだ印象。
決勝戦1回戦開始頃になると寒冷前線が通過し、気温の急激な低下とともに雨が降り出すコンディションに変化。時間を追うごとにまとまった雨になり、人も魚も厳しい時間帯に。決勝戦の頃になると体感的にかなり気温は低下し、体力と集中力の我慢比べの様相となった。
そんな厳しい状況下ではあったが、伊藤(雄)さんと、田中さんが2尾ずつ釣りあげサドンデスに突入、その後10分で決まらず、再サドンデスになり結果伊藤さんが追加1尾を釣りあげ、ここ最近の充実ぶりを如何なく発揮し、今年3勝目をあげた。
※参考[気象庁ホームページ:2011年5月22日・鹿沼付近の気象]
※釣り場は山沿いのため局地的な誤差はあるようです。降雨量の様子は決勝戦ハイライトをご覧ください。
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