前日の大雨の影響で池は濁り色。開会式開始とともに雨が降りやみ、これがどのように釣果に作用するか分からぬまま予選は始まった。開始早々は恒例の大爆釣が期待されていたが、やはりいつもとは勝手が違い瞬発力のある釣れ方ではなく、活性が持続する釣れ方で選手のほとんどが30分の時間を使いきっていた。第2ローテも、どこかでヒットすると周囲も連れてアタリがくるような活性の持続性が見られた。第3ローテ以後になると雲の切れ目での日差しのかかりや、微風が出てくるなど気象の変化があり活性が続いた。
決勝はABエリアをそのまま使い行われた。決勝の時間帯は予選に比べて池の濁りは落ちていたが活性は高いレベルを保っており、池のあちこちで竿が曲がっていた。誰が勝っても不思議でない状況であったが、集計後小俣さんと小川さんが同尾数で決勝プレーオフ。2尾早がけで行われた。結果小俣さんが落ち着いて2尾を釣りあげ、今季初の優勝を果たした。
※参考[気象庁ホームページ:2010年10月10日・浪合付近の気象]
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