朝の気温は16℃。池の色は黒っぽいステインウォーター。薄い雲がかかった中、大会は始まった。開始早々は放流効果もあって釣れる時間帯となる。キャスト幅が狭いABエリアは最初こそハイスピードで釣れ続いたものの後半息切れ気味。逆に奥行のあるCエリアは過熱感はないもののスタートからコンスタントに釣れ続いた。続く第2、第3ローテは最大深度3m程度の深い池をセカンド色でレンジを刻みながら放流魚の残りを探る展開となった。第4ローテ前に放流が入ると再び釣れる時間帯になるが、やはり放流後傾向は朝と同様の経過を辿った。続く第5、6ローテ頃になると晴れ間も出て厳しい時間になるかと思われたが、Bエリア、Cエリアではレンジを刻んでいけば数が出せる程度に活性は残った。
準決勝へは予選各組上位2名、計12名が進出した。準決勝は4人1組。10月とはいえ暑さを感じる時間帯となるが、数はそこそこ出た。決勝戦は準決勝上位2名、計6名、3ローテx10分で争われた。第1ローテは地元[11]木ノ内選手が4本を取りトップに立つも、第2ローテで[1]松田選手が逆転に成功、[2]佐藤選手、[15]染谷選手も1本差まで詰め寄り混戦状態になる。
第3ローテはなかなか竿が曲がらない厳しい状況になるが、[11]木ノ内選手が2尾を追加し再逆転してリードする。しかし残り2分で[2]佐藤選手が「残り時間で逆転するには!?」と見いだした作戦は、放流の活性の高い残り鱒狙い。すると狙いは的中し連続ヒットで再再逆転!もつれる試合を制して今期4勝目を挙げた。
※参考[気象庁ホームページ:2016年10月2日・福島県・東白川の気象]
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