朝はだいぶ冷え込み前日放流の魚が働くかが心配されたが、始まってみればいきなりのロケットスタート。開始早々の組は最大25尾を筆頭に20尾台が3人も出るほどの好調さをみせたものの、場所ムラも見て取れた。一転して第2ローテは活性が落ち着いてしまい厳しくなってしまったが、第3ローテになるとジュネス冬の名物の空っ風が吹き出すと徐々に活性も戻っていった。第4〜第6ローテの時間になると水温の上昇からか上めでも魚が出るようになった。
決勝はBCエリアを使い行われた。この時間になると風は風速8〜9mと一層強くなり、キャストもかなり大変だったようだ。決勝前半は割とどこでも平均して釣れていたが、Cエリアのイン側の魚のストックが一つ抜けた感があった。後半はエリアの両端のほうが良かった。かなり厳しい時間にもかかわらず2ケタまで伸ばす選手が続出し、集計するまで誰が抜けるのか分からない息の詰まるような展開となったが、前半7本・後半10本をボトム中心に、手はブレても作戦はブレなかった佐藤さんが準地元で優勝をものにした。
※参考[気象庁ホームページ:2010年11月28日・静岡空港付近の気象]
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