明けのうちは無風だったものの、陽が出てからやや強めの風が吹きだし、谷あいの中を風が巻く状況。水温は4度とまずまず。予選中は前日閉場後に放流されたシルバーサーモンが朝イチから高い活性を示し、最初のステージだけで最大33本の釣果を筆頭に上下池ともお祭り状態となる。次のステージで一旦は活性が落ちつくも、尚釣れ続く状況。途中放流後は朝イチまでとはいかないが、活性が回復してそれがラストまで保たれた。これによりボーダーが30本以上という組も現れるほどの大爆釣予選となった。
決勝は下池を対面で使う形に。山側か影&風上、川側が日向&風下と対照的な条件となったが、前半の釣れ具合は両岸5分5分。どちら岸もやや端が有利な印象。後半もそれぞれの選手が思い思いの戦法で数を伸ばせるくらいの活性の高さを示した。こうなると釣り場経験がものをいうようで、地元の川上さんがプレッシャーをはねのけて実力を発揮。2位以下に差をつけて優勝を飾った。
|