大会当日の天気は晴れ。週末頃より一気に夏らしい気温に上昇。選手も魚にも厳しい暑さとなった。池の状況は今までの足柄らしくないマッディ。川藻処理のために鯉を放流した所、池底が撹拌されて濁りやすくなっているところに、先週前半の雨で土砂混じりの水が流入した事でかなり濁ってしまったようだ。
予選開始早々は前日放流もあってまずまず良い反応を見せるが、濁りのためか手返し勝負になるような放直ではなく、終了間際まで食い気のある魚を探していく釣りになった。その後の第2、第3ローテはクランクを組み立ての中心に据えて食い気のある魚を拾っていく時間帯となる。第4ローテ開始前に途中放流が入るが、やはり第1ローテ同様にすぐに放直パターンに反応せず、派手目なカラーのクランクをローテーションしていくパターンが有効だった。その後はクランクを中心に食い気のある魚を探していく展開となった。
決勝トーナメントへは16人が進出。準準決勝・準決勝は4人中2人あがりで行われ、決勝戦へは4人が進出した。この時間になるとやや雲も出だし、いくらか日射が抑えられている時間帯。決勝開始早々[27]越地駿人選手がファーストヒットを決めるとその後も落ち着いてヒットを引き出していく。その後[13]迫口選手も追いつき、前半3本ずつで後半に折り返す。後半は15分間で4人の釣果2尾という非常に厳しい時間だったが、この時間に執念の1尾を追加した[27]越地選手が初優勝を手にした。
※参考[気象庁ホームページ:2015年7月12日・神奈川県・小田原の気象]
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