池の状態はやや濁り程度。運よく雨雲はそれたものの、空は一面暗い雲に覆われ、7月ではあるが肌寒さを感じる中、大会はスタートした。
予選開始早々は池全体で放直パターン。しかしその後はややムラが出たようで水が動いている所以外はなかなか口を使ってくれない状況。釣果的には池の両サイドが安定していたようだ。続く第2ローテ、第3ローテも似たような状況が続く。
第4ローテ前に途中放流が入ると、素直に反応が良くなり放直パターン。その後は前半同様また水の出ている所以外の反応は落ちていった。
[20戦・予選・決勝集計表]
決勝戦は12人が進出、AB両サイドに各6人ずつが入り、1回ローテーションで総釣果で争われた。 開始早々[14]安田美喜選手がファーストヒットをすると各選手も徐々に1尾ずつ取ってスローなスタートとなる。開始5分あたりから[4]松田憲司選手(前半6本)、[23]松本文雄選手(前半6本)、[1]伊藤雄大選手(前半5本)がだんだんとパターンを合わせて差を広げ後半戦に。後半は厳しい時間帯ながらも各選手ともなんとか技を駆使して1尾を絞り出すが、決勝前半のアドバンテージを覆すには至らなかった。結果[4]松田憲司選手と[23]松本文雄選手がともに前半6本、後半4本の釣果で並び、決勝サドンデス戦へともつれ込む。
サドンデスは10分先がけ2本。先にヒットした[23]松本選手が有利な展開も、なかなか次の1尾が続かない。中盤[4]松田選手が1-1に追いつくと周囲は一瞬盛り上がりを見せる。ギャラリーも固唾を飲んで見守る中、終了10秒のコール中に[23]松本選手がヒットしタイムアップと同時にランディングに成功。第19戦の大芦川の大会に続き2戦連続表彰台で初優勝を手にした。
※参考[気象庁ホームページ:2015年7月5日・宮城県・白石の気象]
|