池の濁りはステイン。天候は週中は雨予報だったものの、フタをあければ晴れ。日射の強さが魚の活性に影響されるか心配されたが、この日は適度に風が入り、魚へのプレッシャー低減に貢献してくれた。予選はABエリアを前後半を使い、各組上位2人が決勝戦へ進出という方式で行われた。
開始早々は放流効果もあって反応の良い時間帯。放直カラースプーンが活躍する。この日放流されたサイズは大きく、レギュラー鱒のセッティングだと取り込みに時間がかかってしまう場面もたびたび見られた。第2〜3ローテは第1ローテで攻めきれなかった奥や中層を探る時間。1g前後のスプーンと表層から中層のクランクの技量を問われる時間帯となった。また、この時間は魚のサイズの割にはシッカリと乗らない。ガッチリ食うというよりはついばむ様なアタリが多くなりだし、バイト数に対してバレる事も目立ってくる。第4ローテは放流が入り、放流効果も手伝って手前を放直カラーのスプーンで釣る時間帯。続く第5、第6ローテは池の左右両脇の活性が良く、クランクなどで数を伸ばす時間帯となった。予選トップは[1]指宿侑帆選手の25本で左右両端で数を伸ばしていた。
準決勝へは8名が進出し、4人グループ2組から各組2名が決勝へと進出する。
決勝戦は池の中央で行われた。 前半、表層付近を意識して攻めていた[1]指宿侑帆選手が4本を先取し、去年の大会2位の[2]飯田直弘選手と[18]西山雅也選手がともに1本で続く。後半も[1]指宿選手が状況に応じてフック(クラッチフック/ロデオクラフト)交換すると釣果も安定し、結局後半も4尾を追加した[1]指宿選手が計8尾と抜け出し、去年に続いて2年連続優勝となった。2位には後半[3]里見慎選手も追いつき3人同着2位となった。
※参考[気象庁ホームページ:2015年5月31日・茨城県・高萩の気象]
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