ランディングネットの選び方
基本は過不足ない大きさとバランス
① 玉枠サイズ
玉枠サイズは釣れる魚のサイズを釣り場ブログ等を見て選ぶようにしましょう。管理釣り場で釣れるトラウトはしなやかな体をしていますので50cmの玉枠であれば70cmサイズの魚は収まります。管理釣り場では40cm~50cm前後のものが扱いやすい。
② 玉柄の長さ
釣り場によっては水面からの足場が高い場所で釣りをする事があります。特に「渓流釣り場」や「冬季河川釣り場」ではそういった傾向があります。自分が気になる釣り場の特徴を考えて購入をおススメします。
③ 軽さか、それとも剛性か
近年は「軽さ」を好む傾向があり、特にランディングの機会が多いトーナメントシーンでは軽いカーボンシャフトの人気は高まっています。しかしランディングネットは地面に置いておく事が多く、踏まれやすいアイテムです。普段の釣りで人気で混雑する釣り場や初心者が多いエリアの場合は、間違って踏まれても良いよう、あえて剛性の高い金属製の物を選ぶのも良いでしょう。
④ カラーバリエーション
案外重要なのがカラーバリエーションです。「色なんて好みでいいじゃないか」と思う人も多いかもしれませんが、近年ではラバーネットが「順番待ち」に使われる事も多くなりました。遠目で見ても一発で自分のと分かるようなランディングネットがいいですよね。
⑤ 仕舞いサイズ
玉枠と玉柄が分離できるタイプは重ねて仕舞えるという便利さがあります。車で乗り合いで釣行する事が多い人はこちらのタイプがいいかもしれませんね。
発券順番待ちで使われやすいラバーネット
最近ではラバーネットは魚をすくうためのアイテムだけでなく、簡易的な場所取りアイテムとしての役割も帯びてきています。例えば朝の発券順番待ちの並びなどでランディングネットが使われるシーンも見るようになりました。
発券の並びや場所どりに関しては各釣り場毎にレギュレーションが設定されている場合が多いのですが、これに関してはレギュレーション記載のない釣り場常連同士のいわゆる「ご当地ルール」が存在する場合があるので初めて行く釣り場では注意が必要です。
参考までにトーナメントで使われているランディングネットは?
中級~上級者の間で使われているラバーネットを紹介します。20~30cmのレギュラーサイズのトラウトがメインの方は参考にしてみてください。
ロデオクラフト・トーナメントラバーランディングネット
やはり多く見かけるのがロデオクラフト「トーナメントラバーランディングネット」です。カラーバリエーションも豊富でロングセラーで中古市場でも多く出回っています。
ロデオクラフト・トーナメントラバーランディングネット+カーボンシャフト
玉枠は「トーナメントラバーランディングネット」で玉柄部分をアルミから「カーボンシャフト」交換したものです。2022年現在、トーナメントシーンで一番よく見かける組み合わせです。
ディスプラウト・DSラバーランディングネット
一番の特徴は「ラバーネット部分が黄色い事」。早朝や曇天時、また山影といった薄暗い環境下で魚が入ったかどうかの視認性に優れており、トーナメントでの使用者が増えてきています。一般利用でも十分な性能を持っています。
ロデオクラフト「カーボンシャフト」接続も可
なんとロデオカーボンシャフトのニコイチ接続も出来ます。この組み合わせも増えてます。
ムカイ ランディングネット フルカーボンネット
驚異の275g!その軽さから使用者が増えています。トーナメントでは浅網型(TYPE-Iなど若い番号)が好まれていますが、一般利用の場合はもう少し深めのものも良いでしょう。玉枠、玉柄一体型ですが折り畳み式ですので車の荷室で邪魔になる事はありません。基本的にはトーナメントサイズ(200g前後)の魚を対象にしていますので、1キロアップが釣れてしまった場合はリリーサーなどで対応したほうが良いでしょう。
ヴァルケイン ブレイドランディングネット
アルミ+カーボン。柄の長さや深さも十分(25cm)あるのである程度大物が掛かってしまう釣り場では使われています。柄の長さは工具不要で2段階の調節が可能(途中で分割します)。トーナメントとは離れてしまいますが、ボートフィッシングなどでも使いやすい感じもします。