気圧の変化と釣り

蒸気霧
[ 気圧 ]
大気中の圧力=海抜0mで1平方cmあたり1kg。

解説

 天気予報で高気圧、低気圧という言葉は誰もが聞き覚えがあると思います。この気圧の変化が釣果に影響を与えるといわれています。ここではそのメカニズムを紹介します。

 普段はあまり気にしないが、実は大気中は1平方センチあたり1kgというものすごい圧力がかかっています。では何故そんな圧力の中、人間が押しつぶされないかというと、実は同じ圧力で体の中から押し返している。。。と科学で習ったことを覚えている人もいるかと思います。

 人間は気圧の変化に応じて体が順応しますが、ほとんどの魚の浮き袋は気圧調整をすぐに行えないメカニズムになっています。なので低気圧時は晴れた日に比べて自然と浮くことになり、魚が釣りやすくなるのです。また、気圧が低下する事により水面を押さえつけていた圧力が低くなり、魚がより一層水中で動き易い状況になるので活性が上がるわけです。

 よって曇・雨天時=低気圧=魚が浮く&活性上がる=釣り易い状況となります。
これは逆に魚が釣れる=低気圧が近づいている=雨が振るという天気予報にもつながりますので、河川などの釣りの場合は釣れだしたら河川の増水にちょっと注意を払いましょう。

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