管理釣り場辞典

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■ターンオーバー
[ ターンオーバー ]
水深15mより浅い池や湖などでの水の層の温度差で水が循環する現象。この状況になると魚が釣りづらくなる。

一般的に秋口、気温の低下とともに徐々に水面の水温も低下した時に起こり易いされている。非常に冷たい雨が大量に降れば夏でも一時的に起こる事がある。 ターンオーバーが起こるとだいたい収まるのに2週間ほどかかる。


 

ターンオーバーのメカニズム

水の比重表
水の比重は温度により変化し、4度の時が一番重くなる(水の比重表)。この水の比重の差により、冷たい水は重いので下のほうに溜まろうとし、これにより底の比較的温かい水が上に押し上げられてしまう。この時、底に沈殿していた老廃物や死魚が一緒に舞い上がってしまい、水質汚濁の原因となる。この突然の水質悪化が原因で魚がショック死してしまうこともあるので釣り場にとっては重要な問題といえよう。


ターンオーバーになるとどういう影響が?
特に水の上下が入れかえるだけなら問題ないのだが、管理釣場の場合過密に魚が入っている事が多いので死魚や糞が底に溜まり易い。夏の間の暖まった水が、上のほうに入れ替わってしまうと底の悪い水ごと巻き上げてしまう。その池の中が落ち着くまで(管理釣り場の水量だと2週間程度)魚の活性が極度に落ちる。

ターンオーバーを見分けるには?
・単純に池が見た目に濁る。
・竿先で池をチャプチャプかき回してあわ立ててみて、その後泡が残るようだとターンオーバーの可能性あり。

ターンオーバーを回避するには?
釣場が夏場池を干して、また水を入れればこの症状を軽減できる。



 

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