8月9日(日)群馬県前橋市、群馬フィッシングセンター中之沢で行われたエリアトーナメント2015第22戦の大会の様子をまとめています。足立剛宗選手が初優勝を手にしました。2位は小澤良選手(東京)、3位は強瀬直也選手(群馬)、狩野祐太選手(群馬)。
大会後記
各種データ
●予選結果PDF
●大会写真[GOOGLE PHOTO(外部リンク)]
●当日の天気[気象庁(外部リンク)]
第22戦 群馬フィッシングセンター中之沢 大会観戦記
朝の気温は25℃。天候は晴れ時々曇り。しばらく続いた35℃を超す猛暑も前日の土曜日あたりからひと段落。標高530mの赤城山中腹に位置し、市内と比べても2℃は低い気候もあってこの時期にしてはまずまず過ごしやすい日。クリアな池は濃緑の赤城山と8月の夏空を映し出す。予選は6人1グループでの総あたり戦(15回戦)の勝ち点を競う方式。中之沢大会ルールを取り入れ10分間の先取り5本の特別ルールで行われた。
予選第1回戦は放流回。放直色のスプーンの手返し勝負でものの数分での先取り5本のスピード決着。3回戦程度までは時間終了を待つことなく決着がつくが。4回戦からはクランクなどで引き出していく時間帯。今回は放流は朝イチのみで途中放流なし。上流側の1、2、3番の釣り座は5本先取り決着があったものの下流側4、5、6番の釣り座は予選後半は1本を捻りだす悶絶タイムに。前半の「手返しの早さ」と後半の「1尾をひっぱり出す技量」、この2つの技量が問われる予選となった。
決勝トーナメントの様子
決勝トーナメントへは16人が進出。準準決勝、準決勝ともに12分x2ローテーション、4人中2人上がりを経て、決勝戦へは4人が進出。15分x2ローテーションで行われた。予選から準決勝まではどちらかというと曇りがちの中で大会は進行したものの、決勝戦は時より夏の強烈な日差しが照り付ける時間になる。蝉時雨がこだまする中、決勝戦は「気温30℃炎天下クリアポンドの釣り」。この時間大量のトンボが池の上を飛び交うと、これにつられたニジマスも我慢できずに池表面にライズする。魚は上を意識しているのか?とも思われたが、この時間ルアーに反応したのはボトムの魚。 大会最終盤の難しい時間帯ではあったが、最終的に4尾を釣りあげた[9]足立剛宗選手が1尾差でしりぞけエリアトーナメント初勝利。たまたま前日、群馬の知人の結婚式に呼ばれその足で参加と、思いがけぬ1勝となった。
優勝者インタビュー
足立剛宗(あだち よしむね)Yoshimune Adachi
所属チーム:痛ックル精鋭部隊
前日に群馬の知人の結婚式に呼ばれ、その足で参加。初勝利を飾った。
決勝戦の様子
大会ページ
過去の大会
【傾向】
標高530m赤城山中腹に位置する釣り場。水温は上がっても18℃までと言われている。2019年は11月開催。2018年は5月開催。2015年~17年は夏開催。放流は同じ水を使った奥のストック池からの放流。