6月12日(日)神奈川県愛川町、フィッシングフィールド中津川でエリアトーナメント2016第12戦が行われ、佐藤圭選手(埼玉)が強い南風が入る決勝前半、後から効いてくる放流魚の残りに放直カラーがストライク!大量21尾のリードで2位に9本差をつけ優勝。今期2勝目(通算6勝目)を挙げました。2位は亀山和彦選手(東京)、3位は森下直樹選手(東京)でした。
大会の様子
大会成績・データ
大会レイアウト
予選
曇り予報だったが朝のうちは雲ひとつない好天気。梅雨の晴れ間、暑さを予感させる中大会は始まった。予選は釣り池を[Aエリア:上流側][Bエリア:噴水付近][Cエリア:下流側]に分け、各エリア25分x6ローテーション(釣り3回・審判3回)の総釣果で競われた。
予選第1ローテは開始前に直前放流が入る。この放流は反応よくCエリア最下流で藤岡梢選手の最大15本を筆頭に、上Aエリア(小林和子選手14尾)、中Bエリア(亀山和彦選手13尾)など、例年に比べて平均的に10本前後の釣果が出た。後半組の第2ローテは活性は落ち着いたもののイン側の端で8本をはじめ、魚の反応を探る時間帯となった。第3ローテも最上流は良かったが他は1尾を引きだしていく時間。
予選第4ローテ前に途中放流が入ると再び放直タイム。最大18本(Aエリア小澤誠選手、Bエリア小澤良選手)を筆頭に、Cエリアも伊勢崎弘治選手が16尾と、第1ローテ以上に数が伸びる時間となった。しかし第5、第6ローテにかけて活性が落ちる難しい時間に。水が動く所など、場所によっては数を追加できた。
決勝
決勝トーナメントへは各組上位3名、計18人が進出。決勝戦はエリアを上流側Aエリア、下流側をBエリアに再編成。前半25分、後半25分での総釣果で争われた。この時間になると突如として風速4m前後の強い南風が吹きつけ水面が波うつ状況になる。予選2位グループの[2]佐藤圭選手は、先入りした予選通過上位選手たちが水の動くイン付近や噴水まわりを取っていく中で「放流魚が下流側に泳いでいくように見えた」とギャンブル気味に空いていたBエリア最下流位置を選択。
決勝戦前半、強風対策に重めのMiu2.2gオレ金から入ると、徐々に水に馴染みだした予選の放流魚の残りにストライク。ハイバースト2.4g、1.6gにつなげ前半だけで21尾まで伸ばすと、さすがにこれは勝負あり。2位亀山和彦選手に9本差をつけ悠々の逃げ切り勝ち。第9戦釣りキチけん太大会から48日、今期2勝目を挙げた。
記録室より
● 佐藤圭選手は16年9戦釣りキチけん太戦以来の優勝。 今年2度目、通算6度目の優勝。
Winners Comment
@Use Final
Rod: DainsleiF Impact Solid (ValkeIN)
Reel:Vanquish C2000S (Shimano)
Line: Estel 0.4 (VARIVAS)
Lure: MIU2.2(Forest) / HI BURST(ValkeIN)
優勝者インタビュー
決勝戦の様子
過去の大会
【傾向】
川水使用のため換水は早い。前日の降雨、上流の宮が瀬ダム放水などでも状況が変化する。放流は軽トラック運搬によるバケツ放流。放流魚は早い時間から反応するが釣り座によって放流ムラがでる時がある。放流魚対策、地の魚対策が必要。