11月8日(日)神奈川県愛川町、フィッシングフィールド中津川で行われたエリアトーナメント2015第28戦大会の様子をまとめています。優勝は黒田将史選手。ハビィを使ったリフト&フォールで接戦を制しました。2位は高橋巧選手(東京)、3位は平島武宏選手(神奈川)でした。
大会の様子
大会成績・データ
大会レイアウト
予選
朝の気温は14℃。天候は曇り時々雨。この日は大雨予報だったものの、幸い大会時間中に大きく崩れることはなかった。エリアコンディションは前日夜からの雨で幾らか濁りが入ったが、回が進むにつれ上流側はクリアーまで回復。上流側から下流側にかけて徐々に濁りのグラデーションがかる中での大会となった。予選は釣り池を[Aエリア:上流側][Bエリア:噴水付近][Cエリア:下流側]に分け、各エリア25分x6ローテーション(釣り3回・審判3回)の総釣果で競われた。
予選第1ローテは開始早々は前日営業時間中のトラック放流に加え、開始直前に計18杯バケツ放流もあって非常に活性の高い時間帯となる。下Cエリア花岡毅選手23尾を筆頭に、上Aエリア(黒田将史選手18尾)、中Bエリア(平島武宏選手18尾)と釣果は伸びる。その後の第2、第3ローテも池の濁りの分だけ下流側の方が釣りやすかったようだ。
予選第4ローテ前に途中放流バケツ18杯が入る。すると再び高活性の時間帯。下Cエリア福田和範選手32尾を筆頭に、やはり下流側を中心に数が伸びる時間となった。第5、第6ローテも場所によっては2桁釣果が出るなどローライト環境も手伝って釣れる予選となった。
決勝
決勝戦へは各組上位3名、計18名が進出。A,B2つのエリアを交互に移動し総釣果で争われた。決勝入場はBエリアの下流側と真逆のAエリア上流側および噴水周辺、水の動く場所から埋まっていった。予選集計時間中に池を休ませていたからなのか、決勝戦は開始直後から高活性状態となる。
決勝戦前半は開始早々池全体で竿が曲がる時間帯。各選手とも違ったアプローチで模索しながらの釣りになったが、どのパターンでも釣果に繋がっていた。前半は[決勝A]エリアに入場した[19]高橋巧、[30]山田安孝、[36]佐藤潤弥、[決勝B]エリアに入場した[22]黒田将史の4選手が8尾を釣り折り返す。後半戦、[38]平島武宏選手も11尾を追加し追い上げてくるが、[22]黒田将史選手はハビィのリフト&フォールで後半戦も安定して10尾を追加。念願の初優勝を手にした。
決勝戦の様子
優勝者インタビュー
過去の大会
【傾向】
川水使用のため換水は早い。前日の降雨、上流の宮が瀬ダム放水などでも状況が変化する。放流は軽トラック運搬によるバケツ放流。放流魚は早い時間から反応するが釣り座によって放流ムラがでる時がある。放流魚対策、地の魚対策が必要。