ハイフロートミノーを使った表層の釣り
エリアトラウトにおいてはハイフロートミノーを使った釣りを指す。基本的にはストップ&ゴーの釣り。ハイフロートミノー(水面に浮くミノー)をジャークやリールを巻く事で、ミノーのリップ部分が水を受けて一度沈むが、止めている間は浮力で浮こうとする。これを繰り返す事でトラウトを誘う釣方。ニジマスの目は上下の動きへの追従性が良い点に着目している。
イメージ的には池の表面から底の断面図で、縦方向にノコギリ型の軌跡を描くように誘う。竿を動かす距離、リールの巻き量などで大きく誘うか、小さく誘うか変化をつける。
国内の主な製品
● ZAGGER 50F1 (HMKL)
● ダブルクラッチ45F1(DAIWA)
釣り方
エリアトラウトではデジ巻き(リールを半回転~1回転程度+一定時間止める)を繰り返すのが一般的。一度の巻きの量などは状況にあわせて変化させる。
タックル
感度重視のセッティングで使われる事が多い。ジャークを伴う事からロッドは張りのあるものが扱い易い。使用するラインはエステルラインやPEライン(多少の伸びと魚からのラインの見にくささからリーダーとしてフロロを追加する事が多い)など。
レンタルロッドなどでよく見かけるグラスロッドで扱うには少し難しい面もあるが、柔らかい竿を使う場合は竿を水面方向に向けてデジ巻きだけで小刻みに動かすと良い。
マジックジャークの時期
ニジマスが積極的に餌を取り出す初夏(5~7月頃)が特に楽しめる時期。特に表層付近での釣りになる事から、水質がクリアな池でサイトフィッシングだと一層楽しい釣りになる。プールフィッシングの解禁時期などでも楽しめる。
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