管理釣り場は初心者から上級者。老若男女さまざまな人が利用する施設です。このページでは「はじめて管理釣り場を利用する方向け」に、他の利用者とトラブルにならないコツを「安全」「場所」「リリース」3つの視点で紹介します。
安全のマナー
帽子、眼鏡、サングラスの使用
管理釣り場では針が付いたルアー、フライが飛び交います。もちろん池や川に向かってキャストしますが、不意に外れた瞬間に岸側に跳ね返ってくる事もあります。
頭や目を保護するために帽子・サングラス(眼鏡)の着用が望ましいでしょう。事故防止のために同行者にも必ず着用するよう奨めてください。
→ 偏光グラスを利用すれば水の中の様子がわかり一石二鳥です。
キャスティング中の人の後ろを通る際は合図をする
管理釣り場は常に多くの人がキャストしています。どこから針が飛んでくるか分かりませんので自衛が必要です。特にキャスティング動作中の人はキャスティングに集中していますので、後方への注意がおろそかになりがちです。後ろを通る際はタイミングを見計らうか、知らない人でもひとこと「通ります」と声を掛けてください。
慣れてる人は「は~い」と返してくれたりしますよ!コミュニケーションは重要です。
場所取りのマナー
必要以上に場所を取らない
いわゆる椅子やタックルなどを置いての場所取り、キープは基本的に利用マナー違反です。(トイレや飲料購入など一時的に離れる場合はその限りではない。)場所を移動する際はタックルを持って移動するようにしましょう。
※ 例外的に昔からの常連色の強い釣り場では、朝の入場の場所取りはご当地ルールが存在する釣り場もあります。そういった場合は係員の指示に従いましょう。
竿を横置きしない
管理釣り場は多くの人が訪れる所です。複数の竿が持ち込み自由の釣り場では、使っていない竿を横に置いたりする人を多く見ますが、出来るだけ立てかけて竿の存在をアピールするようにしましょう。横に置いておくとうっかり踏んでしまったり、踏まれてしまったりで、お互い嫌な思いをしなくて済みます。
また、多くのタックルを持ち込んで場所を広く取っておく事はやめましょう。
→ ロッドスタンドを持つ方が増えています。竿たてを貸してくれる釣場もあります。
ラバーネットを置く時は池に対して直角に
ラバーネット(リリースネット)を置く時は直角に置くようにしましょう!
キャッチ&リリースのマナー
リリースはなるべく水中で
よく魚を陸上げしたり、魚体を手で触れたりしてリリースしている方がいますが、それでは魚の抵抗力を弱めてしまいます。リリースするときは魚体は水中で!また、どうしても触るときは一旦水に手を浸して手の温度を下げてからなら魚体へのダメージが少なくなります。マレに魚が気絶してお腹を上にしてしまうことがありますが、その時はちゃんと泳げる態勢が整うまで水中で背を上した状態で魚体を支えて待ちましょう。
バーブレスフック(カエシなし針)・シングルフックの推奨使用
バーブレスフックにすることで、リリースの時の魚体へのダメージが軽減します。また人体に刺さったときも抜け易く、大怪我に至らずに済みます。釣り場のルールでも設けるところが増えてきましたが、安全な釣りのためにも特に釣り場のルールがなくても推奨したいルールです。
まとめ
他にもいろいろありますが、初心者の方はまずはこの3つだけ覚えておいてください!釣り場のルールをよくチェックすることを心がけましょう。初めて訪れる釣り場では必ずやっておきたい事です。普段行き慣れている釣り場でも予告なく変更されている事もあるので時々チェックするようにしましょう。公共の場という事をわきまえ、お互いに気持ちよく利用したいものです。