今年はフィールドのスプーンゲームが熱い!?5g以上のフィールドサイズを扱うスプーンメーカーの出荷が好調だという話。
釣りにはじめて触る人が増えた
丁度オリジナルカラーの在庫が切れてきたので、8月後半頃からシーズンインで忙しいだろうから早めに注文を入れておこうととあるメーカーに電話したところ「今年は嬉しい悲鳴で忙しいけど、早めに送るから」と元気の良い声。理由を聞いてみるとフィールド向けのスプーンの出荷が追いつかないという。
Youtubeでフィールド系の釣り投稿の再生数が伸びが凄い。管理釣り場の再生数とはもうケタが違う(あっスミマセン)。ユーチューブを見て、じゃあ実際に釣りをやってみよう?という人が増えたのではないか?とメーカーのスタッフは話す。
販売チャンネルも特徴的
「従来のインターネット通販が主体のプロショップ系販売店も順調に推移していますが、今年は北海道のホームセンターからの引き合いが増えている」と、また別のメーカーのスタッフは話す。
全くの初心者が釣りを始めるにあたってまずは身近なショップに足を向けることが多い。特に北海道のホームセンターは釣り具が充実している店舗が多く、その中でもスプーンはミノーなどにくらべ比較的安価な価格設定なので手に取りやすいのではないかと話す。また海外向けも釣り具に関しては「MADE in JAPAN」は依然ブランド価値が高く、順調に伸びているという。
売れ筋は5gから上のフィールドサイズ
北海道は8月中旬からはカラフトマス、アキアジの本格シーズンに入る。ショアからのスプーニングだと波に負けない重さが必要で、やはり最低でも14~18gは欲しい所だ。2021年(令和3年)は北海道は新型感染症の感染拡大による緊急事態宣言もあり、北海道内のサケ有効利用調査が去年に引き続き見送られてしまったため、フィールドでのサーモンフィッシングへの期待は高い。
またテトラポットの30cm前後の黒ソイを対象としたスプーンゲームは、ワゴンセール品の竿+リールに5~10gのスプーンをつけて投げて巻くだけ。北海道では誰がやっても楽しめる釣りとして人気が高い釣り。根魚釣りのタックルとしてスプーンもやはり根強い定番商品でもある。
一方で素材価格は上昇傾向に、、、
世界的に新車販売が好調で鋼材価格が上昇傾向との事。木材価格が高騰したウッドショックは記憶に新しいが、今後はアイアンショックが起こらないかが気になる所と、あるメーカースタッフは話す。
まとめ
国内のフィールドスプーンの流行はしばらくなかったムーブメント。この流れが北海道から内地に波及するかは分からないが、このご時世で身近の景気のいい話は嬉しい話でもある。手に取りやすい価格帯のスプーンはエントリーユーザーにとってなくてはならないアイテム。将来的な価格上昇は仕方ないが出来ればマイルドに上昇カーブを描いて欲しい物だ。