秋の連休を控え、標高の低い平野部でも各地で2020→21年のエリアシーズンオープン時期を迎えています。今年は新型感染症の影響で屋外でのレジャーが注目されており管理釣り場の情報を集めている方も多いと思います。いったい管理釣り場ではどんな新型感染症対策を行われているのか。長野県の平谷湖フィッシングスポットの今を取材しました。
利用者に協力のお願いをしている事
施設入口の手指消毒
入口2箇所の前にアルコール殺菌ポンプを用意。入館前にワンプッシュをお願いしている。
利用者名簿の記入
利用名簿に体温等を記入。万が一に備えて行動履歴を記載している。
受付入場のソーシャルディスタンス
”密”になりやすい朝の入場受付時は、「入口専用」と「出口専用」扉を設定し一方通行になるよう導線を設定。足元にソーシャルディスタンスの目印を設置している。
釣り場側が行っている事
施設の定期的な殺菌
チェックシートを設け、手が触れやすい「受付周辺」「トイレ」「オープンテラス」「食堂」「屋外休憩所」など共用施設を2時間置きに定期的なアルコール殺菌を行っている。
また食堂も相向かいにならないよう配置し、屋外テラスでの飲食も推奨している。
レンタル品の殺菌
レンタル品に関しては貸出数量は維持。レンタルネットは回収時に毎回使い捨てのペーパーによるアルコール殺菌。レンタルロッドに関しては返却後の補修時にまとめてアルコール殺菌をしている。また1日の終わりにレンタル品すべての殺菌をチェック項目に設けている。
管理釣り場のイベントでは
エリアトーナメント2020第11戦平谷湖大会の感染症対策
9月13日(日)に行った管理釣り場ドットコム主催の釣り大会では、事前に綿密に釣り場と打ち合わせを行い事前準備をしました。すべての参加者に非接触型体温計で朝の検温チェックを行いました。
利用者名簿の記入
すべての参加者に利用者名簿の記入をお願いしました。
ソーシャルディスタンス
釣り座立ち位置から竿1本分の間隔。後ろの審判は1m以上の間隔。釣り池に向かっての競技時間中は適宜マスクをはずしての競技を可とし、各自の熱中症対策、体温調整をお願いました。(相向かいにならないよう注意)
※当日の気温は19°。雨で湿度高め
感染症対策で釣り場の意識はどう変わったか?
平谷湖FSスタッフの服部さんによると、お客さんによってはややうるさい決まり事に感じるかもしれないが、しっかりした対策方針を立てたことで釣り場スタッフはもとよりお客さんもピリっとしてきた。感染症は釣り場スタッフの努力だけでは完全には防ぎきれない。安心して遊ぶ事が出来る環境である事をアピールして、お客様のご理解と協力を得た上で出来る限り万全は尽くしていきたいと話す。