大会前日は日中20℃台と暖かい日だったが、大会当日の朝の気温は8℃と冷え込んだ。天候は曇り。地表付近は風がほとんど吹かなかったものの、上空の雲の流れは早く、時より雲の切れ間から日が差していた。
開始早々は冷え込みのためか、いつもに比べて放流魚が動き出すのが遅かったもののスイッチが入ってからは活性が良く、放直カラーのスプーンが活躍する時間帯となった。続く第2ローテも放直からセカンドクラスのカラーでの反応が良く、第3ローテも強めなカラーでのスプーニングで釣果を伸ばしていたようだ。
第4ローテからは風が吹き出し、池の上空を雲が通過するたび状況が変化。シルバーカラーの入ったスプーンに好反応を見せていた。第5ローテからは一旦活性が落ち着き、クランクあるいはアンダー1gでの表層引きに良い反応を見せていた。
決勝トーナメントへは12名が進出。準決勝を経て決勝へは6人が進出した。
決勝戦は開始直後からトップウォーターへの反応が良く、ハルパーバイブを巧みに駆使した[1]伊藤雄大選手が10本を先取し開幕で大差をつける。しかし状況を察知した他選手も追撃を開始。第2、第3ローテで徐々に差を詰める。最後[3]出口昇選手が2尾差まで詰め寄ったがそこでタイムアップ。[1]伊藤雄大選手が春の五頭大会につづいて秋大会も優勝。今年5勝目と大会史上初の5連続表彰台を達成し、5年連続総合優勝を大きく引き寄せた。
※参考[気象庁ホームページ:2015年10月25日・新潟県・津川の気象]
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