ドラググリス・しろくま

ドラググリス・しろくま

本体価格

定価3,000円(税別)

この商品はIOS FACTORYオンライン販売店を通じて購入できます。

主な特長

IOS しろくまドラググリス  (淡水&海水両用)

100%化学合成がもたらす圧倒的パフォーマンスは極低温から真夏の炎天下、土砂降りの豪雨の中であっても期待を裏切らないドラグ作動を可能にします。やや粘性を保たせたグリスは、釣りをする上で大切なフッキング時のタメをしっかり作り。魚がヒットしてからは必要最小限のドラグ滑り出し量で常にフックにテンションを与え続け、バレのリスクを軽減します。

さらには魚の急激な走りに対しては安定した滑り出しが可能になり可愛らしい風変わりなネーミングとは対照的な、戦略的ドラググリスしろくまは今までのスムースなだけのドラグに満足出来ないエキスパート好みのドラググリスです。

しろくまドラググリスのメンテは至って簡単。スプールを外してドラグフェルトの両面に塗布したら元どおり組み付けるだけです。中~大型リールのマルチワッシャは一枚づつ塗布しながらスプールにセットしてください。(ドラグフェルト以外の所には新たに塗布する必要はございません)

ドラググリス・しろくま
ドラググリス・しろくま
ドラググリス・しろくま

主な使用用途

淡水、海水用の小型リール~大型リールのドラグまで全て対応。

【スピニングリール】
全てのドラグワッシャ専用 (他の箇所には使えません)
【ベイトリール】
全てのドラグワッシャ専用 (高荷重のかかるドラグにはIOSギアグリスを推奨)
【その他】
ウッドノブのお手入れグリスとしても、滑り止め効果もあり最適

製品仕様

【製品名 】ドラググリス・しろくま
【危険物第4類第4石油類該当】
【主な成分】オリジナル100%化学合成ギアグリス

※しろくま、ギアグリス内容量偏りについて
IOSシロクマドラググリスやIOSギアグリスについて容器に充填されている状態で偏りが見られることで内容量が違うのでは?という御指摘をうけております。
内容量8gに相違ありませんのでご安心の上お使いください。容器への偏りの原因は製品の特性上密着性が高く充填時、輸送時に偏りが生じるのがその理由です。予めご了承下さい。

※下記のような成分は一切含まれておりませんのでご安心下さい
●樹脂やゴムを劣化させる有機溶剤分や空気中の水分と容易に化学反応して変質するエステル系オイル・添加剤
●発がん物質として医学的に認定されている、車用ギアーオイルの減磨耗剤
●高温になると分解変質して毒性ガスを発生する(指に付着したままタバコを吸うなど)フッ素系オイル
●金属潤滑性がほとんど無いシリコングリス類
●低温状態で流動性が著しく低下する安価なエンジンオイル添加剤
●金属摩擦分野において化学的根拠のないテフロンその他の添加剤は一切使用しておりません
●IOSグリスは高純度の化学的成分で作られており、臭いも異臭もほとんど致しません、
●IOSグリスはリールにも人体にも極めて優しいスーパーエコグリスです


「しろくまドラググリス」開発秘話
 近年までドラグはスムースが一番と言われた理想的なドラグは魚を掛けてからズルズルとスムースに出て行きラインブレイクを軽減してくれるのが良いドラグという、素直で欠点が見当たらない従順良妻賢母的なドラグであり、女優で言えば壇れい風!?

そんな中でドラグってもう少し理想を言えば、急に走られた時にはスムースに出る必要があるけどフッキングやランディングではあまりラインがズルズルでないほうが具合がいいんだよねーと、一部のエキスパートが言い出した。確かに遠投していてフルフッキングした場合、ズルっ!とドラグが出てしまうのではフッキングが甘くなる。

ランディングしようとした時に暴れて走られてジャンプしてバレるというケースもよくある。ドラグでは定評の高いシマノのリールではそのような傾向が顕著に現れた。これはなんとも矛盾している課題である、スムースなんだけど粘りが欲しい。物理的にグリスの粘度を上げることは難しくはないが瞬時の応答性が悪くなりライトラインではラインブレイクのリスクが高まる。

さらに加えて、ロッドのガイドとラインの関係も出てくる同じドラグ負荷での設定では、ロッドがまっすぐな時と満月のように曲がっている時ではガイド同士によるライン角度が大きくなりライン抵抗が著しくなる。ちょうど川でダウンストリームで柔らかいロッドで釣りをすると硬いロッドと比べて同じルアーでも引き抵抗が大きいのと同じ原理である。

こうやってみると一筋縄でいかないのがドラグの設定でもあるので当時はある程度の魚がかかるとドラグの強弱を調整しながらやりとりをするのが普通であった。これをもっとドラグに仕事をさせて釣り人は釣りに集中できるように開発したのがしろくまグリスである。

名前の由来はプロトグリスの色が白いことに起因する、当初はグリスメーカーと合同で6種類ほどのプロトサンプルを作成し、デカイ魚がウハウハ釣れると言われた「尾瀬フィッシングライブ」に通い詰めて散々とテストを繰り返した、テスターは一番粘度の高いまるでギアグリスなみのコテコテのドラググリスを好んだ。

私も使用してみたが一度使ったらやみつきになるほど楽にフッキング出来て50cmクラスにも余裕の対応が可能になったが、何しろドラグフェルトの負担が激しく、2時間もするとボロボロに剥離した、ただし今でも彼らは大会の勝負グリスとして愛用しているというから、いつかは商品化する日もくるかもしれない。さて結局の所その後のプロトグリスには個人的にときめきを感じることがなく、調達する添加剤にも限界があると聞いたので誠に申し訳ないが開発のメーカーとは手を切ることにした。

再び一からのスタートになったが、以前ギアグリスでお世話になったメーカーや他のオイルメーカーからサンプルを取り寄せて一つのグリスが目に止まった。課題であったフッキング時の粘りとランディング時のタメが効く。もちろん瞬時に60cmクラスのレインボーの走りにも安定している。

おそらくこれは一般的に言われるスムースなドラグというより可変的に変化する生き物のような生々しいグリスであると思う。わかりやすく言えば悪い子のドラググリスである。しかし、この特性が一度使ったら病みつきになるといわれるほど手放せない。

私はこのグリスを北海道のビックファイト松本に持ち込み最終テストをしたことを覚えている。グリスの性能を低下させる要素に水の侵入があるがなかなかドラグユニットは完全な防水は難しい。しからば水がある程度入ってもそこそこの性能が出ることも必要だと思った。

早速そのグリスでわざと大雨警報の出てる管理釣り場で1日濁流の中でテストをした。

リールは完全に水没状態でダメージを受けたがドラグの作動は安定していた。色は白いといよりほとんど透明な高純度な100%化学合成グリスである。しろくまグリスは純正のドラグユニットにも効果的ではあるしシマノ系のリールにはドラグ特性が180度変わるといっていいほど通好みのドラグになる。さらにダイワの場合はDシステムとの相乗効果はまさしく水を得た魚とも言って良いボトムの釣りではフッキング初期は軽いフリップで決めて遠投の表層釣りではオートマチックにフッキングが決まり、スチールヘッドの獰猛な走りにはDシステムがレスポンスよくリニアに反応してくれる。

これはドラグが単なるラインブレイク防止だけでなく高いレスポンスと常にテンションをリニアに魚に与えることでバレを軽減するという、過去のドラグの概念を超越した新しいコンセプトでもある。

話題はすでにしろくまで事が進んでしまっていたので、ネーミングについては白熊は雪と氷の世界に居るということでしろくまグリスとお許しを願いたい。

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