1月26日(日)茨城県土浦市、フィッシングエリアJで行われた『スプーンで巻いて遊ぼう!』第41回チャレンジカップの大会の様子をまとめています。朝の気温0℃と氷点下の冷え込みで難しいコンディションになりました。水温が上がりだした昼過ぎに強気色のスプーン中心に攻めた鈴木巧馬選手が優勝しました。
表彰台
PHOTO
WINNING TACKLE
優勝[130]鈴木巧馬 / SUZUKI TAKUMA
【ロッド】ホワイトウルフ606L-e(ロデオクラフト)
【リール】コンプレックスXR C2000S(シマノ)
【ライン】ES2 0.25号(VARIVAS)フロロ0.5
【ルアー】ハントグランデ1.0g (ニュードロワー)蛍光ピンク
【ルアー】ノア1.5g (ロデオクラフト)Color:てへぺろグロー
予選から釣れていた釣りを決勝でも行う
2位[124]佐藤 慶 / SATOU KEI
【ロッド】コードグライガン61UL(ヴァルケイン)
【リール】ヴァンキッシュ C2000S(シマノ)
【ライン】ES2 0.3号(VARIVAS)フロロ
【ルアー】BF0.9g (ロデオクラフト)
【ルアー】ノア1.2g (ロデオクラフト)
ノアでカラーローテ、たまにBF09を挿していく
2位[126]菅澤 豪佑 / SUGAWARA KOUSUKE
【ロッド】ゴールドウルフ633ML(ロデオクラフト)
【リール】15ツインパワー C2000HGS(シマノ)
【ライン】ナイロン0.5号(ロデオクラフト)
【ルアー】ハイバースト1.3g (ヴァルケイン)チャート系
【ルアー】ハント0.7g (ニュードロワー)Color:グロー系
放流魚を事故らせるor 手前マイクロ
予選
去年に引き続き行われたフィッシングエリアJのチャレンジカップ大会。予選は3人1組を2セット行い勝ち点上位が決勝トーナメントへ進出。朝の気温0℃、水温10℃。会場となる2号池はいつものマッディコンディション。そんな状況で予選は始まる。
予選1回戦は放流回。開始時刻7時半頃は放射冷却もあり晴れ上がる天気。しかし東側の林に太陽が遮られ池はまだ影がかかる時間。直前放流が入ったものの1号池と2号池の濁度差もあり放流魚はすぐには反応しなく、表層が一巡探られた後は居つきの魚狙いに切り替えボトムから巻き上げる展開。スプーン戦という事もあり釣果を伸ばしずらい厳しい時間が続く。2号池はマッディという事もあって放流色系や蛍光色系、グロー系を使う選手が多かった。2回戦、3回戦でも大きく状況が好転する事はなかった。
予選4回戦開始前に途中放流が入る。この時間は池全面が太陽に照らされる時間。途中放流が入ったものの前半1~3回戦と同様に放流魚はすぐには反応しない。特に1号池側の中央から奥にかけては厳しい時間が続く。5回戦頃からは3号池側の反応が良くなる。予選全体としては冷え込みもあり釣果は伸びなかった。
決勝
決勝トーナメントへは16名が進出。準々決勝および準決勝は10分x前後半で行われ決勝戦へは4名が進出した。勝ち上がりは予選同様に1本を引き出す展開となった。決勝の時間は朝から晴れた事もあり気温11℃、水温も11℃へ上昇した。
石上円|菅澤豪佑|佐藤慶|鈴木巧馬
決勝戦第1ローテは各選手ともサーチから始まる。石上選手は準決勝よかった『デクスター2.5g』の早巻きから。菅澤選手は沖の表層が良いとみて『ハイバースト1.3g』から入る。佐藤選手は『ノア1.2g』を信じて中層レンジでカラーローテーション。鈴木選手は『ハントグランデ1.0g』をいくつかのレンジを平行巻きで探り、触ったレンジで誘いを入れていく作戦。
開始5分過ぎに鈴木選手は1本目を取ると終盤にも2本を追加し、前半だけで3本を取る。佐藤選手も終了間際に1本を追加。石上選手は大から小へ。菅澤選手は沖から手前に狙いを変えるなど、メリハリをつけて探りを入れるが反応はいまひとつとなった。
決勝戦第2ローテは場所替わりの後に開始。各選手とも再びサーチから始まる。しばらく反応が乏しい時間が経過する。終盤に狙いを再び沖の表層に戻した菅澤選手が『ハイバースト1.3g』で1本目。当初の予定通りにやっていれば…と、ほろ苦い表情。結局鈴木選手が前半の貯金で逃げ切り、チャレンジカップの勝利を手にした。
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