5月9日(日)群馬県高崎市、釣りキチけん太でおこなわれたエリアトーナメント2021第7戦の大会の様子をまとめています。決勝は風が巻く荒れた天候の中、スプーン、クランクとパターンを散らし、活性を巧みにコントロールする釣りで岡田篤選手が勝利。エリアトーナメント初優勝を手にしました。2位は戸田和弘選手、中村将久選手でした。
表彰台
大会成績・データ
決勝戦は11時頃から開始。地形の関係から北風と南風が時より強く吹く曇り空。表層orボトムの両極端な夏の釣りに。
決勝戦・選手のセッティングと作戦
優勝[20]岡田篤(おかだあつし) / Atsushi Okada
TACKLE-01
【ROD】 FNL-T60M-RF
【REEL】VANQUISH C2000S (Shimano)
【LINE】RED EYE 0.2 for AJING (VARIVAS)
【LURE】Exceed 3.4g (Naburaya)-MK_hook#4(Yarie)
Hit Color #Kick on the festa(Proshop OTSUKA originalcolor)
TACKLE-02
【ROD】FNL-T60L-ESTER (SMITH)
【REEL】STELLA C2000S (Shimano)
【LINE】FATA Resonator (GOSEN)
【LURE】Nabu_CRA (Naburaya)-AG_hook#6
Hit Color #Splash Glow
優勝者インタビュー
決勝戦
●第1ローテ 00:18(向かって左から)
20岡田 (7本)/ 7戸田 (2本)/ 23中村 (5本)/ 16本木 (2本)
●第2ローテ 15:32(向かって左から)
23中村 (3本)/ 16本木 (1本)/ 20岡田 (4本)/ 7戸田 (6本)
第7戦 釣りキチけん太 大会観戦記
朝の気温は16℃。5月上旬、新緑を装う榛名山は黄砂飛来の影響か少し白く霞んで見える。池のコンディションは濃緑ステインカラー。GW期間中は田植えの関係で川水の取水制限があり池の水質管理が難しかった様子。ようやく開催直前の金曜日から取水を再開して魚の調子は上げ調子。そんな状況で大会当日を迎えた。予選は3人1組の総当たり戦を2セット行い、その勝ち点を競う方式で行われた。
予選1ローテは放流効果もあり放直色のスプーンが活躍する時間帯になる。放直反応が落ちてからのセカンド色パターンには反応サッパリ。一足飛びにクランク、ボトムまで落とした方が釣果が伸びるというメリハリの効いた時間帯となった。第2、第3ローテは表層スプーンとクランクで中層~底を交互に探り、回遊期待で双方の活性回復を待ちながらの釣り。この時間は岸から2~3mくらいの距離でのピックアップ直前に下からの食い上げが多くフッキングが浅くなりがち。ランディング途中のやりとりで落としてしまい釣果になかなか結びつかないヤキモキとした時間となった。
予選4ローテ開始前にグループ組換えと放流を行う。この時間になると上空の雲は西から東に向かって動きはじめる。池の東側が岩壁となっている地形からか、池付近は行き場を失った風が巻き、北風と南風が交互に入れ替わる状況に。釣り方は前半同様に回遊魚待ちの表層スプーンとボトムを交互に探っていくパターン。上空の雲もめまぐるしく通過しローライト環境での魚の浮き沈みも明確に出るなどレンジ切り替えのタイミングは計りやすい状況だった。
決勝トーナメントへは予選上位8名が進出。準決勝を経て決勝は4名で行われた。決勝戦の頃になると張り出した雲が完全に空を覆い周囲は暗くなる。また風も3~5mと強まり軽量スプーンが使いづらい時間帯に。決勝も予選同様に回遊魚待ちのレンジ上下の使い分け。各選手とも強風下で思い思いの戦術で攻略するが[20]岡田選手が表層エクシード3.4g、中層なぶくらグロー系で前後半しっかりと数を積み重ね勝利。エリアトーナメント初優勝を手にした
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