2022年1月16日(日)群馬県前橋市、アングラーズベース赤城山で行われた第30回チャレンジカップの大会の様子をまとめています。決勝戦は予選不発気味だった日陰部分で行われました。日が上がった時間になると前日放流の魚も動き出し、尾内俊武選手がスプーンのボトムトレースで終始安定した釣果で優勝しました。
表彰台
大会結果・参考データ
WINNING TACKLE
[29]尾内俊武 / ONAI TOSHITAKE
【ロッド】999.9イエローウルフ 61UL(RC)
【リール】18イグジスト (DAIWA)
【ライン】バリバス・フロロ 2lb. (VARIVAS)
【ルアー】ハントグランデ1.3g 家畜オリバリン (NEWDRAWER/PS OTSUKAオリカラ)
【ルアー】ドーナ1.3g 家畜オリバリン (ANGLERS SYSTEM/PS OTSUKAオリカラ)
[29]シライシハジメ / Shiraishi Hajime
【ロッド】プレッソST 62UL (DAIWA)
【リール】バリスティック2000 (DAIWA)
【ライン】ES04 (VARIVAS)
【ルアー】ハントグランデ1.3g (NEWDRAWER)
【ルアー】ダートラン (TIMON)
[23]吉田 真一 / Yoshida Shin_ichi
【ロッド】999.9ゴールドウルフ 62UL (RC)
【リール】イグジスト2004 (DAIWA)※初期型
【ライン】PE0.25号 (VARIVAS)
【ルアー】POGO (MUKAI)
【ルアー】アキュラシー09 (なぶらや)
[22]橋本 晃史 / HASHIMOTO AKIFUMI
【ロッド】999.9ゴールドウルフ 633ML (RC)
【リール】スティーズ(DAIWA)
【ライン】ナイロン3lb. (??)
【ルアー】ハントグランデ1.3g (Newdrawer)UV系オリーブ
【ルアー】フォルテ1.8g (VERVET ARTS)ピンク
予選
朝の気温-1℃、水温5℃。天候は晴れ。ガイドも凍る寒い朝。赤城山地蔵岳がスッキリと見える快晴。大会時間中の風は終日0~2mと平穏。池は朝のうちは岸際に泡切れの悪い部分も見られたが日が上がってからは澄みだしてクリアコンディションへと変化した。予選は3人1組総当たりを2セット行い、その勝ち点で争われた。
予選第1回戦は放流回。前日放流の魚はがどう動くか注目されたがこの放流回はマズマズの活性。最初は着水直の巻きでも反応があったが、やはりこの時期は一度底まで沈めてからのスプーンの巻き上げの方が反応が良かったようだ。魚の軽さから手元で落ちるシーンも多く、放流量の割には釣果につながない結果となった。後半にかけてはクランクやミノーを投入する選手も見られた。2回戦の頃から太陽があたる[釣り座A~F]は魚の動きも見えて釣り易いが、[G~M]は寒い日陰で魚の動きもスロー気味。
予選第4回戦開始前にグループ再抽選と途中放流が入る。この2度目の放流もマズマズの反応。1回戦に比べて全体釣果は落ちたものの、イン側日陰[釣り座GH]を中心に数は出た。予選全体としては典型的な冬池のボトムパターンが比較的良かった印象。また日陰&水が動かないJ~Kはこの時間は不発気味だった。
記録室より
●予選総釣果439尾 メイン放流サイズ100g前後
1回戦 139尾
2回戦 87尾
3回戦 69尾
4回戦 118尾
5回戦 61尾
6回戦 58尾
決勝
決勝トーナメントへは16名が進出。準準決勝(16→8)、準決勝(8→4)はともに10分x前後半で行われた。この頃には太陽は上がりきって池全面を照らす。少量の放流が入った事も相まって、準準決勝は爆発的に釣果が伸びハイスコア決着となった。また徐々に魚も上ずり出し表層のスプラッシュパターンでも反応するなど、活性が一時的に上がる場面もみられた。
決勝戦は4人が進出。10分x2ローテション、予選中不発気味だった林側の池の中央付近[釣り座J~K付近]で行われた。ABA秋大会もこの場所は決勝になって活性が上がったが今日の決勝はボトムレンジでの取り合い展開となった。[4]シライシ[22]橋本、[29]尾内選手はハントグランデ1.3gを、[23]吉田選手はボトムダートミノーのPOGOをセレクト。「魚は長い距離は追ってくれないのでは」との見方から、各選手とも短い距離で勝負できるボトムハイアピール対決となった。
前半は[29]尾内選手がボトムトレースで4尾、[4]シライシ選手もボトム巻き上げで3尾を取り後半へと折り返す。後半も両者による接戦となったが[29]尾内選手が1尾競り勝って優勝した。