エリアトーナメント2024第20戦アングラーズベース赤城山大会は12月らしい冷え込みの中で行われました。優勝は茂木健選手、2位は菊地真二選手、新井紀章選手でした。
表彰台
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WINNING TACKLE
優勝[103]茂木健 / MOTEGI TAKESHI
ロッド:999.9キメラ(ロデオクラフト)
リール:Airity sf(ダイワ)
ライン:S-PET 0.3号
ルアー:Gravity1.65g(DEEP PARADOX)
ロッド:999.9 ゴールドウルフ633ML(ロデオクラフト)
リール:23ヴァンキッシュC2000S(シマノ)
ライン:PE 0.3号(ヨツアミ)
ルアー:ツーウィン(なぶら屋)
前半はGravity1.65で中層の放流魚狙い。
後半は場所が変わって中層の魚が難しかったので、ツーウィンでボトム狙い。
2位[107]菊地真二 / KIKUCHI SHINJI
ロッド:999.9キメラ(ロデオクラフト)
リール:existsf(ダイワ)
ライン:ES2 0.3号(バリバス)
ルアー:ハントグランデ1.0g バンナ1.4g(ニュードロワー)
決勝スタートはハントグランデ1.0gで釣っていき、手前の当たりが無くなったらバンナ1.4gで沖の魚狙い。
2位[116]新井紀章 / ARAI NORIAKI
ロッド:八咫烏(UNDEAD FACTORY)
リール:18ヴァンキッシュ2000(SHIMANO)
ライン:フロロ2.0ポンド(VARIVAS)
使用ルアー
前半
ノア1.8 14ノブカラー
サーヴァントスピア1.4 UVフラッシュ
ベリーズ1.0
後半
チップ1.0 イベントカラー
最初は沖の魚を狙いにノア1.8を投げ、中層辺りに魚がいたので、反応悪くなったら、サーヴァントスピア1.4、ベリーズ1.0と投げ分けて、後半は遠投出来ない場所だったので、チップ1.0の表シルバー裏が黒のカラーで似たようなカラーでローテして、中層辺りで釣りました。
予選
朝の気温6℃、水温は7℃。12月らしい冷え込んだ朝。赤城山の紅葉も色褪せて冬の到来を予感させる。池色は手前の底石が見えるクリアコンディション。予選は3人1組を2セット。勝ち点方式で行われた。
予選第1ローテは放流回。前日放流の魚の初動はマズマズ。放流色のスプーンで一巡した後が続かなかった。上の方に居る魚は少ない様子で中層の反応が確かめられた後は早々に操作系のボトム移行。居つきの元気の良い中型魚を中心にボトムから引き出す流れとなった。前日放流の小型鱒もこれに混じるなどボトムの活性が目立つ展開となった。続く第2、第3ローテもボトム傾向が強い回となった。
予選第4ローテ前に釣り座の組み換え抽選を行い、その間に放流作業も行われた。この時間は東側の林の陰にいた太陽も上がって池を照らす状況となった。この回はスタート直後から放流色スプーンで通す展開となり、釣り座によっては二桁決着も出た。続く第5ローテは一旦上の活性は落ち着きを見せる。沖目や中層が探られたあとはミノー、ボトムなどへ移行した。
予選全体としては朝の冷え込みで高活性がボトム寄り。前半はスコアを伸ばしずらい展開が続いた。後半太陽が上がりきってからは表層付近での小型の魚の動きも良くなりスコアが伸びやすい状況へと変化した。
決勝
決勝トーナメントへは8名が進出。準決勝は10分x2ローテで10時20分頃から開始。決勝トーナメント向けに放流が入った事で釣り座によっては終始放流色スプーンが続いた場所もあった。この流れで決勝戦は15分x2ローテーションで行われた。
決勝第1ローテは準決勝と決勝の時間が開いた事と、朝から快晴が続いた事で水温上昇から放流魚の活性が上がったのではないか?という見立てから各選手ともスプーンでの探り合いから始まる。ファーストヒットは開始30秒で手前から奥に順に探っていく作戦の菊地選手ハントグランデ1.0gに入る。続いてノア1.8gで沖から長めに引く作戦の新井選手にも1本目が入る。その後、岡田選手、大物を掛けてランディングに手こずった茂木選手にも1本目が入り、各選手とも見立て通りに開始3分で池の手ごたえを掴む。序盤は強気セレクトの新井選手が場をリードしていく展開が続く。
中盤以後は岡田選手はちびパニ、2WINに。菊地選手はバンナ1.4gに切り替える。茂木選手は活性が上がっている事と、小さい魚をスプーンの重みで掛けたいという理由でグラビティ1.65gを選択。新井選手はサーヴァントスピア→ベリーズスプーンとローテする。茂木選手は終盤の連続ヒットで新井選手に追いつき6本で折り返す。
決勝第2ローテは場所替えの後開始。開始直後茂木選手はグラビティで1本を追加して単独トップになるが、その後池がスレてきたのか各選手とも伸び悩む時間が続く。中盤以後は新井選手はチップ1.0g、岡田選手はちびパニ、2WINなど、菊地選手はバンナ1.4gで数を伸ばす。茂木選手は目の前にスプーンの魚がいない事を察知すると2WINでボトムを叩いて耐える。茂木選手1本リードで迎えた終了間際、表層から中層にかけて休ませた茂木選手はドリフトスピンを投入。その読みは的中しダメ押しとなる2本を追加してゲームセット。2018年東山湖大会以来、2度目となる優勝を手にした。
優勝者インタビュー 12/12 18:00公開
決勝戦
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