エリアトーナメント2024第18戦白州トラウトエリア・シルフ大会は大堀公之選手が優勝。2位は末木美保選手、姫野瑠衣選手でした。
表彰台
PHOTO
WINNING TACKLE
優勝[116]大堀公之 / OOHORI KIMIYUKI
【ロッド】ガーディアンリスキーGR61UL-st(ディスプラウト)
【リール】DSLDT2000SS(SLP)
【ライン】テレメトリーエステル0.4号(ディスプラウト)フロロ0.6
【ルアー】ピコイーグルプレイヤーF (ディスプラウト)Hook:K2#8
【ルアー】ピコチャタMDFG2 (ディスプラウト)Hook:ST#9
「ピコチャタで中層を狙ったあと、ピコイーグルで水面狙い」というプランで決勝戦にのぞんだ。決勝中は水面、中層、水面チョイ下と細かくレンジを変えた。ボトムは少しだけ試してみたが反応はなかったが、ピコイーグルで下からの食い上げが多かった。
2位[104]末木美保 / SUEKI MIHO
【ロッド】999.9マイスターゴールドウルフ63ML(ロデオクラフト)
【リール】ステラ1000SSSPG(シマノ)
【ライン】ES2 0.3号(バリバス)フロロ0.6
【ルアー】モカDR-F (ロデオクラフト)Color:’15ノブ/Hook:#8
【ルアー】ノア1.8g (ロデオクラフト)
【ルアー】モカDRSS (ロデオクラフト)Hook:#8
【ルアー】ファットモカ (ロデオクラフト)Hook:#8
【ルアー】ワウ (ラッキークラフト)
クランクのローテを軸に組み立てようと思った。決勝中はマスの動きを見ながらタナにあったクランクを投入した。
2位[104]姫野瑠衣 / HIMENO RUI
【ロッド】999.9マイスターキメラ(ロデオクラフト)
【リール】エアリティC2000S(ダイワ)
【ライン】エステル0.35号(バリバス)フロロ0.6
【ルアー】ピコイーグルP(ディスプラウト)Color:PPほうれんそ草/クラッチ#8
【ルアー】モカDR-F (ロデオクラフト)美鬼・ロッソ/BC-33#8
クランクのローテを軸にした作戦。決勝中は釣り座の位置でタナを変えた。前半は表層、後半は中層。
予選
朝の気温21℃、水温17℃。標高750mに位置する白州トラウトエリア・シルフ。秋の訪れを感じるひんやりとした朝に大会当日を迎える。池は笹濁り。前日放流の魚は悠々と池を回遊する。予選は5人1組(4人1組)の10分x2ローテーションの総当たり戦で行われた。
予選1回戦は放流回。あいにくの曇り空で南アルプスの山々は見えず。薄雲に太陽が遮られるローライトの中で予選はスタートした。開始早々から魚の反応は良く池の各所で一斉に竿が曲がりだす。この時間は素直に放直色のスプーンでの手返し勝負。後半を折り返しての5分くらいまで高活性が続いた。2回戦からはセカンド色スプーンの時間となるが、3回戦頃から徐々にフルサイズクランクなども場所によっては試され出す展開となった。
予選5回戦で一度目の場所移動と放流が行われた。この放流はすぐに反応したものの、朝イチに比べてやや偏りを見せた。中央から奥側の反応が良く、一方で事務所側はやや精彩を欠く内容となった。第6、第7回になるにつれマイクロクランクやニョロ系、ミノーなども試されるようになった。
予選8回戦で二度目の場所移動と放流が行われた。この放流も5回戦同様にすぐに好反応を見せる。この頃になると気温26℃と上昇。風も吹かず、湿度も高かった事も重なり梅雨時期のような蒸し暑いコンディションとなり選手を苦しめる。しかし程よく太陽が隠れた事も手伝ってこの時間でも魚の活性は予選終盤にかけてもマズマズ残り、釣果は持続した。
予選全体としては中央通路側からの使用のため、沖(対岸)付近まで遠投してからの巻き出し。(サイズ感としてはサンク3号池を台形にした感じ。事務所よ側が広い)途中放流はシャローとなっている事務所側に魚が入りにくいが、全体としては放流の効きも良く釣り池の特徴が出た予選釣果となった。また天気の影響もあるが魚の動きがアグレッシブな1日で、高活性の魚が適度に回遊するなどワンチャンスでスコアが伸びるシーンも見かけられた。
決勝
決勝トーナメントへは予選上位14人が進出。準決勝10分x2前後半を経て決勝戦は7人で行われた。
決勝第1ローテは各選手とも表層狙い。時間が空いたことでスプーンではじめた選手も途中からクランクを選択するという展開となる。ファーストヒットは『ピコイーグルプレーヤー』を選択した姫野選手に入る。そのすぐ後に隣並びの大堀選手にもピコイーグルで1本が入ると続けてもう1本入って逆転に成功する。終盤、岡田選手が『トレモスマッシュ』で1本目を挙げる。大堀選手も残り時間1分で1本を追加しこのローテーション合計3本を取って第2ローテへ。
決勝第2ローテは釣り座ローテを行う。この時間は大堀選手が『ピコチャタMD-F』に切り替えると狙いは的中し開始早々2本立て続けに取ってリードを大きく拡げる。2位で折り返した姫野選手も『モカDR-F』で1本を取り単独2位に浮上し追撃体制。地元の末木選手も後ろからの声援に応えるように『ファットモカ』で追加。中澤選手は『モカDRSS』軌道変化で引き出すなど大堀選手を追って3選手が3本で並ぶ展開で第3ローテへ。
決勝第3ローテ開始前に釣り座ローテを行う。この時間『ピコイーグルプレーヤー』に戻した大堀選手は開始4分までに立て続けに3本を取り試合をほぼ決定づけると、開始5分で姫野選手、末木選手が1本ずつとりあうと会場の興味は2位争いへと移った。その後は秋山選手、今福選手が1本ずつ取り合ってゲームセット。2014年シルフ大会で惜しくも3位だった大堀選手が10年越しのリベンジ優勝を手にした。
優勝者インタビュー 9/30 19:00公開
決勝戦 10/5 12:00公開
【次ページは大会概要など】