6月9日(日)に行われたエリアトーナメント2024第12戦みどりフィッシングエリア大会の結果をまとめています。決勝戦は降ったりやんだり、不安定な天候の下で行われました。優勝は武田将貴選手が初優勝。2位は猪俣広希選手、3位は藤田昌士選手でした。
表彰台
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入賞者タックル / TACKLE DATA
優勝[145]武田将貴選手のタックル Takeda Masaki
【ロッド】キメラ603L-e(ロデオクラフト)
【リール】エアリティST2000(ダイワ)
【ライン】エステル0.35(ロデオクラフト)リーダー:グランドMAXFX0.5号
【ルアー】ドーナ2.0g(アングラーズシステム)
【ルアー】グラビティ1.35g(ディープパラドックス)
【ルアー】ドリフトスピン(ロデオクラフト)
他
【ルアー】デカミッツドライ(ティモン)
【ルアー】トレモスマッシュ(ムカイ)
残存に混ざって回遊している放流魚をドリスピで釣る。第2ローテは雨が降ったタイミングでドリフトスピン。雨がやんだらデカミッツ。
2位[106]猪俣広希選手のタックル Inomata Hiroki
【ロッド】ダーインスレイヴ64IS(ヴァルケイン)
【リール】19ヴァリスティック LT2000SS-XH(ダイワ)ファンネル45mm
【ライン】強靭エステル(ユニチカ)フロロ0.8号
【ルアー】デカミッツドライ・ラトル(ティモン)
他
【ルアー】シャインライド(ヴァルケイン)
表層狙い。反応が悪い時だけボトム。第3ローテはシャインライド。
3位[158]藤田昌士選手のタックル Fujita Masashi
【ロッド】スパイクアロー60M TZ(ノリーズ)
【リール】ヴァンキッシュc2000S(シマノ)
【ライン】DEPT エステル0.35(バリバス)
【ルアー】グラトニー1.8g(ノリーズ)
【ルアー】ワウ40F(ラッキークラフト)
他
【ルアー】ラッシュベル(ノリーズ)
【ルアー】ミート33MRF(ノリーズ)
準決勝から良かったワウ40Fからスタート。反応を見ながらローテ。雨が降りだしてからは表層少し下の反応が良い事に気づく。第3ローテはラッシュベルのカラーローテ。
予選
朝の気温21℃、水温18℃。天候は雨。全国的に梅雨時期の不安定な天気で遠景の山々も灰色の雲に隠れる。池色はステイン気味で手前の魚の動きはサイトで認識できるコンディション。予選は5人1組総当たりで行われた。
予選第1ローテは放流回。魚は池全体にバラケて派手さはないものの手前~沖、表層~ボトムとどこでも勝負できる状況となる。序盤こそ放流カラーのスプーンを選択する選手が多かったものの、回が進むにつれクランク、ミノー、バイブレーションなども投入されだす。どの釣り方でも反応良く釣り方が一辺倒になる感じではなかったが、クランクをメインに据える選手が多かった印象。
予選第5ローテは釣り座ローテと放流が行われる。放流直後は手ごたえ悪かったものの5分を過ぎてから手前の回遊に放流魚が混じると手前のサイトで反応よく釣れだす。またこの頃から雨足が弱まり曇りへと天候が変化する。するとトップ、或いは場所によっては逆にボトムの反応も上がってくる。
予選第8ローテは2度目の釣り座ローテと放流が行われる。この回も少し遅れてから反応が良化する。徐々に沖、手前回遊などが動き出しスコアが伸びる展開。この時間は雲も薄く水温も19℃台まで上昇するが魚の動きは鈍る事もなく釣れ続いた。
決勝トーナメント
決勝トーナメントは予選上位20名によって行われた。準決勝、準決勝は10分間x2ローテ、1VS1で行われ、決勝戦は10分x3ローテで5人で行われた。準々決勝、準決勝は曇り空だったものの、決勝戦が始まる頃は水面に雨の小さな波紋が広がりはじめていた。
決勝第1ローテは準決勝未使用エリアを使用。序盤はハイペース展開となった。軽いキャストから手前回遊狙いの武田選手が2本連続キャッチ。しかしその後各選手とも表層付近狙いで数を伸ばすと開始2分半頃にはその差は埋まる展開。それでも武田選手は序盤の『ドリフトスピン』で6本を取りリードする。猪股選手も『デカミッツドライ・ラトル』のデジ巻で沖の表層を取っていく。後半武田選手も『デカミッツドライ』に変えて4本を追加し早々に2ケタに達し試合をリードする。
決勝第2ローテは場所ローテ後開始。この時間天候は曇りから雨へと変化する。各選手とも表層狙いの中、藤田選手は雨でレンジが少し下がった事を察知し『ラッシュベル』に切り替え少し潜らせ気味に引き数を伸ばす。武田選手も前半は手前『ドリフトスピン』、後半雨が上がってからは表層『デカミッツドライ』と天候にあわせて細かくルアーを変え2位に4本差のリードで第3ローテへ。
決勝第3ローテは場所ローテ後開始。開始直後から再び強い雨へと変化するがこの雨はすぐに降り止む。すると残り5分頃から猪股選手もデカミッツドライ・ラトルのデジ巻がアタりだし4本あった差をものともせず一気に同点に追いつく。しかし残り時間10秒で武田選手がヒットを呼び込む。終了のコールとともにランディングに成功し1本差のブザービートの勝利。エリアトーナメント初優勝を手にした。
優勝インタビュー 6/24 18:00公開
決勝戦 6/28 18:00公開
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