7月8日(土)に行われたエリアトーナメント2023第16戦フィッシングサンクチュアリ3RDポンド大会の様子をまとめています。決勝戦は3号池中央付近(10~12番)を使用。優勝は竹中裕紀選手、2位は新島弘貴選手、3位は池田響選手でした。
表彰台
天気 三重県四日市
PHOTO
入賞者タックル / TACKLE DATA
優勝[30]竹中裕紀選手のタックル TAKENAKA YUUKI
【ロッド】クロノタクト6002L(スタジオミネギシ)
【リール】イグジスト2004(ダイワ)
【ライン】エステル0.4号(よつあみ)リーダー:フロロ2.5lb
【ルアー】パペットサーフェイス(スミス)color:クリアー ST#8
想定ではトップ系ルアーを中心に考えていた。トップの反応は思った通りだったがボトムの反応も良く、正直どちらか迷った。中盤からは上に絞った。
2位[47]新島弘貴選手のタックル NIIJIMA HIROTAKA
【ロッド】ホワイトウルフ62UL-e(ロデオクラフト)
【リール】19ヴァンキッシュC2000SSS(シマノ)
【ライン】ES2 0.3号(バリバス)
【ルアー】ミニシケイダーS(タックルハウス)
【ルアー】ミニシケイダーHS(タックルハウス)
決勝直前でヒットルアーを痛恨のロスト。軌道変化しながら表層巻き。釣座によって少し変えた。ロスト分は他のルアーで何とかカバーできた。
3位[47]池田響選手のタックル IKEDA HIBIKI
【ロッド】ホワイトウルフ62UL-e(ロデオクラフト)
【リール】18イグジスト2000S-P(ダイワ)
【ライン】ES2 0.25号(バリバス)
【ルアー】M2(フォレスト)
【ルアー】BF(ロデオクラフト)
【ルアー】GJ(ディスプラウト)
M2、BF、GJで探りながら入った。中盤からはほぼGJでやりきった。
予選
朝の気温18℃、水温14℃。天候は曇り。無風。池の状況はお馴染みのクリアポンド。藤原岳の頂は深い霧で覆われ、サンク第3ポンドも霞が立ち込めるローライト環境で試合は始まる。
予選第1回は放流回。この回の放流にアルビノが多く混じり、萬緑池のグリーンバックに金色の魚体が右に左に駆け回る。この時間はスプーンで手返し良く釣っていく展開。続く第2ローテもほぼスプーンで通せた。第3ローテになると場所によってはクランク、ニョロ系、バイブレーション、ミノーなども試され出した。
予選第5回開始前に釣り座移動と放流が入る。第5、第6はスプーンが好まれて使われていたが、第7回はクランク、ミノーなどの使用も多く見られた。
予選第8回開始前に釣り座移動とこの日最後の放流が入る。8回戦はスプーンが多く使われたが、3回の放流で魚の密度が濃くなった事で9~10回戦は各選手が得意とする釣り方で通す展開となった。
予選全体を通しては上寄りがヒットレンジ。池の片側からのキャストのため、反対側の岸(沖)に良い反応を示す魚がついており、長めに引くのがセオリー。また今回は両端の釣り座が比較的釣果が伸びた。最大釣果は50本を超えた。
[11]指宿侑帆選手 66本
決勝
決勝トーナメントへは18名が進出。準々決勝は1v1で10分x2ローテ、準決勝は3人1抜け10分x3ローテで行われ、決勝戦へは3名が進出。午後1時頃になっても依然としてローライト環境の中、決勝は始まる。
新島弘貴 | 竹中裕紀 | 池田響
[敬称略]
決勝戦第1ローテ。ファーストヒットは開始40秒で新島選手のミニシケイダーに入る。その後、池田選手が様子見で入れたM2にもヒットが入る。その後竹中のトップのミッツドライと各自思い思いの釣り方でスコアを重ねていく展開となる。中盤頃から竹中選手はパペットサーフェスに切り替える。池田選手もGJを経由してからミッツドライへとシフトする。この時間は新島選手・竹中選手が6本でトップを分け合う。
決勝戦第2ローテ。前半から中盤にかけては第1ローテ後半の各選手のパターンが継続。この回は新島選手が終始一歩リードする展開が続く。後半3本ビハインドの竹中選手はトップの反応が落ちてきたとみるとアキュラシーに切り替え、短時間で2本を釣り上げ差を埋めにかかるが、終了直前間際に新島選手は1本を追加。新島選手は2本差をつけて単独トップで最終ローテへ。
決勝第3ローテ。[30]竹中選手はこの回アキュラシースタート。開始2分で再び同点に追いつく。新島選手はミニシケイダーHSを継続。適度に起動変化を加える釣り。池田選手はスプーンの反応を見てからGJへ移行する。しばらく新島選手が1本リードし竹中選手が追いつく展開が続くが、残り2分で今度は竹中選手が逆転しリードする。残り45秒で新島選手が追いつくと、その後さらに1本ずつ取り合って同点サドンデスへ。
決勝サドンデスは選手取り決めで10分間「2本先取り」で行われた。開始2分、先に1本を取ったのは新島選手。その20秒後に竹中選手がパペットサーフェスで追いつく。どちらが釣りあげても初優勝が掛かる状況。周囲が固唾をのんで見守る中、先に掛けたのは竹中選手。しっかりとキャッチし念願の初優勝を決めると、拍手の渦が巻き起こった。
● 優勝した竹中裕紀選手はエリアトーナメント初優勝
● 2位の新島弘貴選手は2週連続表彰台
● 3位の池田響選手は2週連続決勝戦進出
アキュラシー09、ノアL
ココニョロ、ミニシケイダーHS、パペットサーフェス、デカミッツドライ、GJ
優勝者インタビュー
決勝戦 7/19 20:00公開予定
機器不調により第1ローテ~第2ローテ後半までのデータが欠損しています。
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