4月29日(土祝)に行われたエリアトーナメント2023第11戦東山湖フィッシングエリア春大会の様子をまとめています。決勝戦は終始風速3mを超える南風の中で行われ、最後は3者同点によるサドンデスにもつれ込む接戦になりました。最後は僅かに一手早かった[9]姫野瑠衣選手が初優勝。2位は[27]神垣祐大選手、3位は[21]根本喬平選手でした。
決勝トーナメント表PDFの一部に記載ミスがありました → 5/1 16:45 修正いたしました
表彰台
天候・御殿場
PHOTO
入賞者タックル / TACKLE DATA
優勝[9]姫野瑠衣 HIMENO RUI
【ロッド】チョコバナナ60Ul-e(ロデオクラフト)
【リール】’16ヴァンキッシュC2000S(シマノ)
【ライン】RCエステル 0.35号(ロデオクラフト)
【ルアー】シャインライド(ValkeIN)ST#9
【ルアー】ダートラン(Timon)ST#9
【ルアー】なぶクラF(なぶら家)
細かいシェイクでのボトム。中層上~下のフルサイズクランク・ニョロなど
2位[27]神垣祐大 KAMIGAKI YUUDAI
【ロッド】ファインテール552ul(メジャークラフト)
【リール】’12ルビアス2004(ダイワ)
【ライン】PE0.2(バリバス)
【ルアー】シャインライド(ValkeIN)クラッチ#8
【ルアー】クロトDR-F(アルフレッド)ST#9
ダート系のプラグでボトム、DR系マイクロクランク
3位[61]根本喬平 NEMOTO KYOUHEI
【ロッド】プレッソLTD AGS61L(ダイワ)
【リール】ヴァンキッシュC2000S(シマノ)
【ライン】エステル 0.4号
【ルアー】クラピー(Lucky Craft)
【ルアー】シャインライド(ValkeIN)
ボトムはシャインライド、中層はクラピーで軌道変化
予選
朝の気温12℃、水温18℃。天候は晴れ。朝から3m程度の南風。池色は護岸壁ダイヤ型2~3個の少し先まで見える濁度で、この時期にしては水が澄んでいるコンディション。正面の富士山がはっきりと見えるが、時より傘雲が覆う姿を見せるなど波乱を予感させる中大会ははじまる。予選は3人1組総当たり戦を2セット行い、その勝ち点合計が競われた。
予選は6:30スタート。この日は主に桟橋の北側(東ワンド側)で行われた。予選全体としては朝から東山湖FA名物の南風が吹き荒れる1日。富士山を見て左側からの強いな横風に煽られながらの釣り。予選中はボトムはダート系とバンプ系、また中層レンジも、マイクロクランク、フルサイズクランク、ニョロ系など試された。
決勝
決勝トーナメントへは予選勝点上位24名が進出。準々決勝(24→12)・準決勝(12→6)を経て、決勝戦は10分x3ローテーション、6名で行われた。この時間南風は3~10mとますます強まる。また土曜日という事で午前中に放流が行われた。フレッシュな回遊魚が準決勝戦でも釣れてくるなど決勝戦でも放流魚がどう作用するかが注目された。例年に比べてイレギュラー要素が濃い状況の中、決勝戦はスタートした。
決勝第1ローテは、しばらく池を休ませていたことで中活性からのスタート。開始早々根本選手のクラピーにヒットが入ると、すぐさま鈴木選手のモカDR-SS、神垣選手のシャインライドと次々と竿が曲がっていく。序盤は神垣選手と根本選手が先行する。5分を過ぎた頃から南側の釣座が活気づく。和田選手に初ヒットが入ると立て続けに3連続を決め一瞬で同点に追いつく。しかしその直後に根本選手も1本を追加し第1ローテは根本選手が1本差単独トップで第2ローテへ。
決勝第2ローテは一時的に風が10m近くなり上でアタリを取るのが難しい時間帯。この時間も反応が残るのは南側の釣座。姫野選手、神垣選手ともにボトムのシャインライドで追加していく。各選手とも中層クランクかボトムミノーいずれかを選択。タフコンディションで各選手とも決め手を欠く中、第2ローテ終了間際で神垣選手が1本差単独トップに立ち第3ローテへ。
決勝第3ローテは強風が一旦緩む。鈴木選手にヒットが入った後、和田選手にもヒットが入るがこれは当日放流のフレッシュでパワフルな中型サイズ。90秒に渡る大格闘を演じている間に回遊魚が回ってきて各選手にヒットが続々と入りだす。残り時間5分半で今度は流れに乗った姫野選手が逆転して単独トップに立つが、残り時間3分で根本選手、神垣選手にもヒットが入り3者横並びの三つ巴の展開に。
残り時間1分を切ってから3選手ともに足元のブレイク付近についた鱒を1本ずつ追加Youtube30秒しあって3者同点で激闘の第3ローテが終了する。
決勝サドンデスは3者申し合わせで「先取り2本ルール」で行われた。サドンデス開始直後はタフコンディション。最初の1本は開始5分Youtube90秒、シャインライドを選択した神垣選手。しかしその10秒後、やはりシャインライドでボトムを叩く姫野選手にも1本が入りすぐさま同点となる。周囲が固唾を呑んで見守る中で先に2本目を掛けたのは姫野選手。しっかりキャッチしたその3秒後に神垣選手にもヒットが入りキャッチするが惜しくもタッチの差。
目まぐるしくトップが入れ替わるシーソーゲーム。36分に渡る長い接戦を制した姫野選手は初優勝。優勝インタビューでは前回のみどりFA大会で予選勝点0からの今回の巻き返しをコメントし周囲を和ませた。
優勝者インタビュー 5/1 18:00より公開
決勝戦 限定公開版
※風切り音で収音がうまくいってない部分が多く申し訳ありません。5/3の午後くらいにアップできそうですのでお楽しみに。
【次ページは大会概要など】