4月9日(日)に行われたエリアトーナメント2023第7戦フィッシングエリアJ大会の様子をまとめています。前日大量放流のみのスプーン縛りルールで行われました。優勝は第3ローテでタナとカラーをアジャストさせた花岡聖仁選手。2位は鈴木真悟選手、3位は湯原朔心選手でした。
表彰台
PHOTO
天候
入賞者タックル / TACKLE DATA
優勝[33]花岡聖仁 HANAOKA MASAHITO
【ロッド】ALE6012(スタジオミネギシ)
【リール】’19ヴァンキッシュ C2000S(シマノ)
【ライン】ES2 0.4号(バリバス)
【ルアー】アキュラシー1.2g(なぶら家)SP31#8
【ルアー】アキュラシー0.9g(なぶら家)
【ルアー】R134Jr.(湘南ZERO)
決勝は釣れる棚を探した。最終ローテでアキュラシー0.9g、黒金ラメ、スピード早めに辿り着いた。
2位[34]鈴木真悟 SUZUKI SHINGO
【ロッド】999.9ホワイトウルフ(ロデオクラフト)
【リール】レブロスLT(ダイワ)
【ライン】ES2 0.4号(バリバス)
【ルアー】ハントG1.3g(ニュードロワー)
【ルアー】サーバントスピア1.1g(ヴァルケイン)
【ルアー】MC(フォレスト)
ハントG1.3、サーバントスピア1.1でかりとり、MCでフォロー。どちらかというと地の魚狙いで。
3位[26]湯原朔心 YUHARA SAKUMI
【ロッド】チョコバナナ52L(ロデオクラフト)
【リール】15ルビアス(ダイワ)
【ライン】ナイロン(バリバス)
【ルアー】バンナ1.4g(ニュードロワー)
【ルアー】ドーナ2.0g(アングラーズシステム)
常に強気で!
予選
朝の気温6℃、水温14℃。天候は雲一つない晴天。風は1~3m前後で適度に水面を揺らす。池色はマッディ。前日放流の鱒が時より水面に顔を出すコンディション。今回はキングオブスプーニストルール。予選は3人1組のグループ戦を2セット行い、その勝ち点合計が競われた。
予選1回戦は前日放流の魚が良く動き反応が良い時間帯。特に2号池の両端は良いアタリが続いた。2号池の中央付近は朝イチは良かったものの時間が経ってからは回遊待ちの様相。一方で1号池は朝イチこそ良かったが、人のプレッシャーで厳しい釣りとなった。
予選4回戦はグループ再抽選後8:30頃から行われた。途中放流はなかったものの前日放流の魚のストックは多く、2号池は回遊魚の反応は良く数が出た。やはり水の出ている1号池側通路は地の魚もついており釣果が安定。3号池通路側の釣り座も風の当たり具合は良く2~3回目と同等程度の釣果が出た。一方で1号池はやはりハイプレッシャーで活性は回復せず厳しい時間が続いた。
予選全体としてはフレッシュに動き回る回遊魚と地の魚のどちらをとるかが勝負の分かれ目となった。回遊魚は予選終盤まで放直色や蛍光色でも反応するなど強気なカラーセレクトで押し通せる展開(但し適度なカラーチェンジは必要)。10分x2ローテの間に3~4回程度の回遊チャンスを強めのカラーで待った方が質の良いバイトを引き出す事ができ、僅かではあるが分の良い選択だったようだ。
● 予選最多釣座は「O」62本、2号池四隅が好調、一方で最小の釣座は「P」11本だった。1号池は前半で釣りきってしまい特に4~6回は渋い状況に。[予選データ]
● 4回戦目に活性が回復。今回の放流は前日放流のみで途中放流はなかったが3回戦目より4回戦目の方が釣果が伸びる結果となった。
決勝
決勝トーナメントは10:30頃から開始。予選勝点上位24名によって行われた。準々決勝、準決勝は10分x2ローテ。天候はあいかわらず雲一つない晴天で気温は17℃まで上昇するが、放流魚の反応は依然として残って釣果が伸びやすい展開。この時間は水の出ている1号池側の通路の反応が良かった。
決勝戦は12時頃より2号池管理棟前付近で、10分x3ローテーション、6名によって行われた。
決勝第1ローテは各選手とも準決勝までのパターンの確認から入る。最初に1本を取ったのは地の魚狙いの[34]鈴木選手に入る。決勝開始前に「強気で行く」とコメントした[26]湯原選手もバンナ1.4蛍光ピンクでいいバイトを出していく。後半にかけて[7]武田選手もハント0.9g、[33]花岡選手もアキュラシー1.2、1.0で追加していく。第1ローテは花岡選手、鈴木選手が2位に1本差トップで第2ローテへ。
決勝第2ローテは序盤に[33]花岡選手、[34]鈴木選手が1本ずつ取り合ってリードする展開。その後はタフコンディションとなり厳しい時間が続く。終盤[33]花岡選手が1本を追加しトップに立つと、終了間際に[26]湯原選手が1本を追加して2位に浮上し第3ローテに望みをつなぐ。第2ローテは花岡選手が2位に1本差単独トップで最終ローテへ。
決勝第3ローテ開始直後に群れが入り各選手のスコアが動くがその後は再びタフコンディションに戻り探り直しの時間になる。中盤頃から[33]花岡選手がレンジとカラーをアジャストし、終盤にかけて一気に突き放してそのままゲームセット。2位に4本差をつけ今期初勝利、通算2勝目を手にした。
優勝者インタビュー
決勝戦 限定公開版(30分版)
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