2月26日(日)に行われたエリアトーナメント2023第4戦千早川マス釣り場大会の様子をまとめています。決勝戦は第2ローテまで接戦の展開に。第3ローテで数を伸ばした和田浩輝選手(ダイワ・ヴァンフック)が優勝。2位は奥山直樹選手(ロデオクラフト)。3位は櫻井龍一朗選手(OMSB)、佐野亘彬選手(ロデオクラフト)でした。
表彰台
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入賞者タックル / TACKLE DATA
優勝[49]和田浩輝 WADA KOUKI
【ロッド】プレッソLTDAGS 61L-S(ダイワ)
【リール】’22イグジストLT2000S-P(ダイワ)
【ライン】エステル0.4号
【ルアー】ミノー各種
決勝はマイクロスプーンから縦方向リアクション狙い。
2位[55]奥山直樹 OKUYAMA NAOKI
【ロッド】レッドウルフ(ロデオクラフト)
【リール】イグジストSTEEZ2004(ダイワ)
【ライン】フロロ0.4
【ルアー】ノア1.5g(ロデオクラフト)
【ルアー】ノアL0.7g(ロデオクラフト)
【ルアー】ミノー
今日は水温が低くアタリが弱かったので針を細くした。スプーンは巻き上げ。
3位[11]佐野亘彬 SANO NOBUAKI
【ロッド】イエローウルフ62L(ロデオクラフト)
【リール】’19ヴァンキッシュC2000SSS(シマノ)
【ライン】RCエステル0.35号
【ルアー】BF0.5g(ロデオクラフト)
【ルアー】ノア1.8g(ロデオクラフト)
BF0.5で足元の魚狙い。
3位[30]櫻井龍一朗 SAKURAI RYUICHIRO
【ロッド】エスクローザー61m-st(NORIES)
【リール】’18イグジスト2000(ダイワ)
【ライン】エステル0.4号
【ルアー】GEE0.9g(NORIES)
【ルアー】ボトム・ミノー
となりの和田君を見てそれにならう作戦。
予選
朝の気温-3℃、水温4℃、池色はクリアー。天候は晴れながらも金剛山中腹の池から見上げる雲の流れは速い。週前半は暖かい日が続いていたが建国記念日に金剛山に降った雪解け水が流入し池は真冬に逆戻り。予選は上下池使用、25分x3のローテーション方式で行われた。
予選1回戦は放流回。開始早々はスプーンの手返しを競う時間。放流色を着水直後から早巻きで流れを引き寄せる。序盤は全池で淡々と竿が曲がっていたものの、魚は冷水をいやがりイン付近を漂う魚の動きは悪い。徐々にインアウトの差が出始める。2回戦あたりからマイクロスプーンの巻き上げや、縦方向のミノーが試され出す。3回戦も同様のチョイス。冷水が影響したためか魚の活性は上がりすぎず、後の時間でも極端に活性が落ちる事はなかった。
予選4回戦開始前に放流が入る。この時間になると上空は薄い雲に覆われた。開始直後はスプーンで手返しの早さが競われたが冷水の影響からか動きは小さい。後半からは場所によっては早々にミノーも試された。予選5回、6回も良くも悪くも雪融け水の冷水の影響で放流魚の活性が一気に上がり切らなかった事で、終盤にかけても活性が持続しやすい予選となった。
● 予選トップ釣果:[49]和田浩輝選手 46本
● グループ釣果が100本を超えたのはCエリア1~4回。普段フライエリアで使われておりルアーの動きに反応が良かった。
● グループ釣果が一番悪かった回はBエリア2回(下池川側)でグループ釣果は21本。※ただし次回のCエリア4回の入場のために早上がりを選択する選手が多かった事も一因。
決勝
決勝トーナメントへは24名が進出。準々決勝(24→12)、準決勝(12→6)は10分x2ローテーション。決勝戦は6名で10分x3ローテで行われた。「典型的な冷水流入時の千早川パターン」魚は水温が低いイン側を嫌ってアウトに溜まりやすい状況。この時間上空を覆う雲はますます濃くなり、時より小雪が舞い散る。ガイドが凍る寒さには至らなかったが、金剛山に降積もった雪解け水は流入し続け、この時間でも水温計は4℃の目盛りの下を示していた…
決勝第1ローテは準決勝からしばらく池を休ませたことで中活性からのスタート。開始早々スコアが動く。序盤からアウト端に入った[11]佐野選手が足元の見えている魚をBF05で巧みに誘い、終始スコアをリードする展開。[49]和田選手は中盤頃から中層ミノーからボトムミノーへチェンジし追いかける。第1ローテは佐野選手が2本差トップで第2ローテへ。
決勝第2ローテ、今度は場所移動でアウト端に入った[55]奥山選手が中層ミノーで勢いづく。池の中央に移動した[11]佐野選手もBF05で追加し、イン側に移動した[49]和田選手もボトムレンジ狙いで数を伸ばし終了間際にかけて三つ巴の展開になる。イン側端の[30]櫻井選手も和田選手のボトムパターンに併せるようにスコアを重ね、虎視眈々と上位を伺う射程圏をキープする。第2ローテは佐野選手、和田選手が3位に1本差の接戦で最終ローテへ。
決勝第3ローテになると池の活性がひと段落し全体のスコアが伸び悩む。そんな中、第2ローテで手ごたえを掴んだ[30]櫻井選手がボトムミノーで猛追し2位に急浮上。1本差まで迫るが6分過ぎから中層レンジ狙いに戻した和田選手のミノーにタイミングがかみ合いだすと、ここから一気に突き放しゲームセット。23日(祝)から練習に入った努力が実る勝利となった。2位には地元の最後の粘りで奥山選手が入った。
ハント0.4 / BF0.5 / ノアL / バンナ1.4 / ノア1.5 / Tフレッシュevo1.5 /
GJ / ペピーノ / つぶあん /
ダートラン / ライオーム /
など
優勝者インタビュー
決勝戦 限定ロング版 3/2 21:00公開
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