7月3日(日)に行われたエリアトーナメント2022第13戦サンクチュアリ3RDポンド大会の様子をまとめています。戻り梅雨で暑さ一服。去年同様に雨の中の大会となりました。プレッシャーが抜けた決勝戦はやはりトップで好反応。優勝は[10]指宿侑帆選手、2位[31]竹中裕紀選手、3位[32]齋藤篤史選手でした。
表彰台
PHOTO
入賞者タックル / TACKLE DATA
優勝[10] 指宿侑帆 IBUSUKI YUHO
【ロッド】プロトタイプ6’1M (???)
【リール】ルビアス2004 (DAIWA)
【ライン】スーパーエステル0.4号 (VARIVAS) – 0.8号 (VARIVAS)
【ルアー】J..水面系ルアー(???)
2位[10] 竹中裕紀 TAKENAKA YUUKI
【ロッド】クロノタクト5112SL (STUDIO MINEGISHI)
【リール】ヴァンキッシュC2000S (SHIMANO)
【ライン】R18 1lb(KUREHA) – 0.4号 (GOSEN)
【ルアー】デカミッツ(TIMON)
3位[32] 齋藤篤史 SAITOU ATSUSHI
【ロッド】TFL-63S (VARIVAS)
【リール】プレッソLTD (DAIWA)
【ライン】アンバーコード エステル0.5号(よつあみ)
【ルアー】GJ(Daysprout)
予選
朝の気温26℃、水温14℃。天候は小雨。前日までの熱波を引き継ぎ曇りの割には蒸し暑い1日。池色はクリアー。萬緑池とも呼ばれているサードポンドだがこの日は空のグレーを映し出しオリーブグレー気味に見える。予選は5人一組総当たり戦。10分x2ローテーションで行われた。
予選1回戦開始前に放流が入ると、この放流は素直に反応して放直スプーンで釣果が伸びる。この回は深めなアウト側が優勢に働いた。予選2回戦からは各選手とも異なる作戦。それぞれ得意のルアーセレクトで数を伸ばしていく。
予選5回戦開始前に放流と釣り座のローテーションが行われる。魚の動きが速かった。この時間はうっすらと池にモヤがかかって偏光サングラスで視界不良。
予選8回戦開始前に2度目の放流と釣り座のローテーションが行われる。この回の放流はイン側が良く、サイトフィッシングで数を伸ばす結果となった。
決勝トーナメント
決勝トーナメントへは各組上位2名、計18名が進出。準々決勝は1vs1で10分x2ローテーション、準決勝、決勝戦は3名による10分x3ローテーションで行われた。決勝トーナメントは放流はないもののマイクロスプーンや小型クランクの他、トップ、ボトムなども試された。決勝トーナメントが進むにつれて池周囲の人の数が減り、プレシャーが低くなるにつれて活性は上昇する。また雨の勢いも増し、決勝戦は強い雨の中行われた。
決勝第1ローテは[10]指宿選手と[32]竹中選手はトップウォーターを選択、[31]斎藤選手はハイフロートGJを選択し早くも乱打戦の様相。「先行逃げ切りで」とコメントした齋藤選手はまたたくまに5尾を取り試合をリードするが、去年同様「謎のトップウォータープラグ」で指宿選手もついていく。序盤出遅れた[32]竹中選手だが中盤からようやくタイミングの歯車が嚙み合いだし、終盤にかけて同点にまで追いつく。そして終了間際にさらに1尾を追加して第1ローテトップで場所移動。
決勝第2ローテは前半[31]斎藤選手がフッキングに悩んでいる中、[10]指宿選手、[32]竹中選手が一進一退のデッドヒートで数を伸ばす。後半に斎藤選手もカラーチェンジで態勢を立て直すがトップ5尾差ビハインドで最終第3ローテへ。
決勝第3ローテは開始直後に竹中選手が同点に持ち込む。魚が沸いたのを見てすかさずスプーンに切り替えるが、反応が薄く再びトップウォーターに戻す。徐々に指宿選手が差を広げる。中盤頃から雨が強まって全体の活性が落ちて時間だけが過ぎていく。終盤伸びを欠いた指宿選手だが残り2分から伸ばしてきた竹中選手、またストロークを短く修正した齋藤選手の猛追を前半のアドバンテージで凌ぎきり1尾差の勝利。去年惜しくも表彰台の頂点に登れなかった悔しさを糧に、ロッドバランスを調整しての勝利となった。
記録室
● 優勝した指宿侑帆選手は通算10勝目。2年連続表彰台。
● 2位の竹中裕紀選手は2015年以来の同釣り場表彰台。
● 3位の齋藤篤史選手は2年連続表彰台。
決勝トーナメントで使われたルアー
他、小型クランク
優勝者インタビュー
決勝戦
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