5月30日(日)神奈川県南足柄市、足柄キャスティングエリアでおこなわれたエリアトーナメント2021第8戦の大会結果をまとめています。予選中不発気味だった放流魚が決勝まで残り乱打戦の展開。ザッカー対決を制した堀江俊二選手が初優勝しました。2位は鈴木満緒選手、3位は佐藤潤弥選手でした。
表彰台
大会成績・データ
決勝戦は12時半頃から開始。曇時どき晴れ。水質はクリア。川側は予選中から表層、ボトムどちらでも釣れたが若干ボトムが優勢。
優勝者インタビュー
決勝戦の様子
※画面見て左より
00:30 第1ローテ 6堀江(3) | 31野崎(3) | 9鈴木(3) | 24森田(4) | 1佐藤(2)
10:40 第2ローテ 24森田(2) | 1佐藤(6) | 6堀江(7) | 31野崎(1) | 9鈴木(5)
20:50 第3ローテ 31野崎(2) | 9鈴木(5) | 24森田(4) | 1佐藤(4) | 6堀江(7)
決勝戦・選手のセッティングと作戦
優勝[6]堀江俊二(ほりえしゅんじ) / Shunji Horie
TACKLE-01
【ROD】 DainsleiF 6’1-IS UL Impact Solid(VALKEIN)荒川モデル
【REEL】’17PRESSO LTD (DAIWA)
【LINE】ESTER0.4
【LURE】ZAGGER (HMKL)
TACKLE-02
【ROD】SuperUndine (Daysprout)
【REEL】’15 LUBIAS (DAIWA)
【LINE】PE0.2
【LURE】ZAGGER (HMKL)
2位[9] 鈴木満緒(すずきみつお) / Mitsuo Suzuki
【ROD】 Extan 511-UL Finaly (Daysprout) 清水栄次モデル
【REEL】 Luvias 2004 (DAIWA)
【LINE】ESTER0.4 (Yotsuami)
【LURE】ZAGGER 50F1 (HMKL)
3位[1] 佐藤潤弥(さとうじゅんや) / Jun_ya Satoh
【ROD】 Crystar-57 (Clear Blue) for Ajing
【REEL】 Lubias 2004 (DAIWA)
【LINE】ESTER0.4 (Yotsuami)
【LURE】ZAGGER 50F1 (HMKL)
第8戦 足柄キャスティングエリア 大会観戦記
改装後初の開催。朝の気温は17℃。5月末、初夏の青空が広がる気持ちの良い1日。池はやや藻色ステインを残すクリアコンディション。池を覗くと元気に回遊するニジマスがダイレクトに見えるほど透明度は高い。水温は13℃とトラウトフィッシングの理想的な好状況下で予選はスタートした。
予選は5人1組総当たりの10回戦。勝ち点上位2名が決勝に進出というルールで行われた。予選1回戦は前日放流効果もあり放直スプーンの時間帯。素直に上めを引いて数が伸びる展開。第2~第4ローテ頃になると徐々にスプーンからミノー、クランクが混じり出す展開に。表層、ボトムいずれでも反応はあったものの、川側A~E釣座はボトム反応優勢、山側F~Kは表層サイトフィッシング優勢の傾向が目立ってくる。
予選第5回戦の前に1度目の途中放流が入るが、この放流は一気にバタバタと釣れるような放流にはならなかった。おそらくストックポンドとの環境差から一度底で落ち着いてから、環境に慣れた魚から徐々に動きだす感じに見えた。そのためか予選第5、6、7回戦は活性は持続的に続き、極端にスコアが出ない試合は少なかった。予選第8回戦前に2度目の途中放流が入るが、この頃から表層のヒットレンジが1段下がる。予選中は全体を通して「食い上げ」気味のアタックが多かったが魚は全体的に30cm前後のバレにくいサイズがしっかり食ってくるのでスコアも全体的に伸びた。また極度に喰いシブる時間もなく終始ハイアベレージで反応が返ってくる良コンディションの中での試合となった。
決勝トーナメントへは予選各組上位2名、計20名が進出。準準決勝(20→10)、準決勝(10→5)を経て決勝は5名で行われた。予選中の放流が持続型だったため準準決勝、準決勝でも活性が残り、スコアが出やすい状況が続く。決勝戦は川側の中央付近で行われた。決勝はどのレンジでもアタリは出るものの中層がやや優勢。フローティングミノーで中層域を大きく縦方向に使った誘いか、ボトムクランクのブリブリした大きい動きに反応が良かったようだ。『予選中からザッカー50F1が良かった』と話す[6]堀江俊二選手は、デジ巻きで大きいスライドからのストップ&ゴー。ハイフロートが浮き上がるシーンでのバイトをしっかり絡めとり3-7-7と尻上がりに釣果を伸ばしエリアトーナメント初優勝を手にした
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