4月18日(日)群馬県前橋市、アングラーズベース赤城山でエリアトーナメント2021第6戦が行われました。決勝は強風下の雲の通り道。日射の加減で浮き沈みの激しい展開の中、巧みに表層付近の魚の興味を誘った高木泰雄選手が優勝!「KING OF SPOONIST」の称号を手にしました。優勝した高木泰雄選手は67歳で優勝者最年長記録を更新しました。2位は上條正行選手、3位は小林由明選手でした。
表彰台
大会成績・データ
決勝戦・選手のセッティングと作戦
優勝[22] 高木泰雄 / Yasuo Takagi
TACKLE-01
【ROD】 T Model (PANDA WORKS)
【REEL】TWIN POWER (Shimano)
【LINE】AREA MASTER Limited 2.5lb. (VARIVAS)
【LURE】CHIP (Naburaya)
Hit Color #Blue/BLACK #REDmetaric/Black
TACKLE-02
【ROD】 Bronzewolf 62L-K (Rodiocraft)
【REEL】TWIN POWER (Shimano)
【LINE】AREA MASTER Limited 2.5lb. (VARIVAS)
【LURE】Noa (Rodiocraft)
2位[5]上條正行 / Masayuki Kamijo
TACKLE-01
【ROD】Whitewolf 58UL(Rodiocraft)
【REEL】Stella (Shimano)
3位[16]小林由明 / Yoshoaki Kobayashi
TACKLE-01
【ROD】PRESSO (Daiwa)
【REEL】?????? (Daiwa)
【LINE】Fluoro2.5lb (????)
【LURE】Hunt (Newdrawer)
優勝者インタビュー
決勝戦
●第1ローテ 00:18 向かって左から
16小林 / 5上條 / 22高木
●第2ローテ 10:30 向かって左から
22高木 / 16小林 / 5上條
●第3ローテ 20:43 向かって左から
5上條 / 22高木 / 16小林
第6戦 アングラーズベース赤城山KoS 大会観戦記
朝の気温は10℃。天候は晴れ。4月中旬ながら3m前後の西風が吹き付ける赤城山中腹は気温以上に寒さを感じる朝。前日の大雨の影響が心配されたが逆に泡切れの悪い春のターンオーバー気味だった池には良い影響を与えたようで朝から元気の良い回遊がみられた。予選は3人1組総当たり2セットの勝ち点を競う方式でスプーン縛りで行われた。
予選1ローテは池を囲う林が太陽を隠す、日陰と風の寒さの中での探り合い。この薄暗い時間は放流された20cm前後の魚と居つきの50cmオーバーの魚が活躍する。特に池の南側は50クラスが大暴れ。ヒット数の割になかなかランディングにまで持ち込めない荒れ試合の展開に。第2ローテからは徐々に林の隙間から太陽が池を照らし出す。この頃になると大型の魚の活性は落ち着いて20cm前後の放流魚を表層レンジで取る時間帯となり、第3ローテもこれの傾向が続く。
予選4ローテ開始前にグループ組替え抽選と放流が行われる。この時間になると太陽も完全に上がって池全面を照らす。そうなると魚の回遊も活発となり、風が適度に水面を波立たせた事で釣果も尻上がりに伸びる。春先の表層に興味を持ちだしたニジマスを、飽きさせず引き方を細かく変化させる事が釣果に結びついたようだ。
決勝トーナメントへは上位12名が進出。準々決勝12→6、準決勝6→3、決勝は3名で行われた。この時間は上空を雲が横切る時間帯。時より雲がかかって池が陰ると池の表面に魚がモジる展開となる。[22]高木選手は表層の釣りを自己流でさらに細分割したセンチ刻みのレンジ変化の工夫を見せ5-3-5と安定した釣果で2位に3本差をつけ勝利。67歳のアングラーはエリアトーナメント最年長優勝を達成した。
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