5月19日、高萩ふれあいの里(茨城県高萩市)でエリアトーナメント2019第9戦が行われ、中村渉希選手(KOYAMAN WORKS)が初優勝を挙げた。2位は佐藤輝一選手(茨城、ゴッドハンズ)、3位は吉田俊一選手でした。
大会の様子
予選の展開
朝の気温は18℃。天候は曇り。池付近は山間の地形もあって風がほとんど吹きこまないが上空の雲の流れは速く、きまぐれに雲の切れ間から初夏の日差しが差し込む1日。この日の池の水はクリアー。水面付近の魚のチェイスを直接見れる状況。 予選は3人1組による総当たり対戦方式。前後半各12分ずつの勝ち点、得失点方式で争われた。対戦場所は上流側から1番から最下流の8番まで8か所設けられた。 予選開始早々の第1ローテは放流効果もあって放直スプーンでの放流魚の取り合い。次第に「サイズを落としてのセカンドカラーへの移行」、「ボトムへのレンジ移行」など対戦場所や各選手の戦術眼で思い思いの釣り方で釣果を伸ばしていた。続く第2ローテは一旦は活性が落ち着くものの、沖目やカケアガリの魚を狙った選手が釣果を伸ばしていたようだ。第3ローテ頃になるとアウト側では表層付近の活性が上がり、表層の魚の追い方に一喜一憂するシーンが印象的だった。
決勝の展開
第4ローテ開始前に放流が入ると反応良く池の活性は上がり放直スプーンでの放流魚の取り合いからスタート。上流側1番、2番、下流側6番、7番の釣果が特に伸びた。第5ローテになるとクランク、マイクロスプーンなど、いずれの釣り方でも表層付近で反応良。この日は色を落としすぎずセカンド色までの強気の釣りで通した方が釣果が伸びたようだ。
決勝トーナメントへは8人が進出。準決勝4人中2人上がりを経て決勝戦は4人が進出した。決勝戦は開始早々、ここまであまり叩かれていなかった掛け上がりのボトム付近を[6]中村選手が叩くと好反応を見せ、前半一気に9本を取って抜け出すと後半もリードを保ち初優勝を手にした。
優勝者インタビュー
決勝戦の様子
過去の大会
【傾向】
2号池、3号池を使用する事が多い。片側からの釣りとなるので放流魚は沖に寄る事もある。放流はすぐ効く事が多い。