10月21日(日)長野県平谷村の平谷湖フィッシングスポットでエリアトーナメント2018第14戦が行われ、吉田一也選手(愛知)が決勝戦最終ローテで1尾差を逆転し、同釣り場3年連続優勝を達成した。2位は安藤文芳選手、3位は中条崇選手、花岡毅選手。
大会後記
第14戦 平谷湖フィッシングスポット 大会観戦記
朝の気温は2℃。この秋1番の冷えこんだものの雲ひとつない晴天。池は藻色のステインカラー。10月下旬、秋深まりつつある周囲の紅葉の山々を平谷湖の水面は映しだす。前日降った冷たい雨で水温が8℃まで急激に低下した事が懸念される中、開始時刻を迎える。予選は25分x6ローテーション(釣り3回・審判3回)釣果上位4人が決勝トーナメントに進む方式で行われた。
予選第1ローテは放流回。開始直後は表層で放直カラーへに反応は見せたものの水温低下によるものかスローテンポでのスタート。それでも山側Cエリアで最大33本が出るなど本日一番釣果が伸びた回ととなった。続く第2、第3ローテもC側の橋両端の釣果が伸びた。
予選第4ローテ開始前に放流が入ると、再び放直カラーの手返し勝負の時間。やはり山側Cエリアでの釣果が伸びる時間帯となった。その後、南からの風が入り始めると風下の川側Aエリアでも徐々に活性が上がりだした。川側Bエリアは予選中は橋側の水車の流れ付近はそこそこ活性が高かったが、中央の攪拌機まわりは今ひとつ伸びを欠いた。
決勝の様子
決勝トーナメントへは各組上位4人、合計24人が進出。準準決勝、準決勝と予選中川側Aエリアだった1番コーンの付近が南風の影響を受けよく釣れた。一方で予選中に釣果が伸びた山側Cエリアは山影に入り準決勝頃からは厳しいエリアとなった。
決勝戦は6人が勝ち進み10分x3ローテで行われた。この時間、風は2m弱と水面は波紋がでる程度にさざ波立ちプレッシャーを低減させる。決勝戦第1ローテは安藤選手、中条選手が3本を取りリードするが、第2ローテで安藤選手が2本を取って1尾リードする。しかし前2年平谷湖大会連勝中の吉田選手も3尾を追加しトップ争いに加わってくる。第3ローテは第2ローテで勢いをつけた吉田選手がさらに4本を追加し、逆転勝利で平谷湖FS大会3年連続優勝を達成した。
優勝者インタビュー
過去の大会
【傾向】
標高900m。恒例となっている予選放流が楽しい釣り場。コテージ併設なので前日泊でゆっくり楽しみたい釣り場。