11月9日(日)神奈川県愛川町、フィッシングフィールド中津川で行われたエリアトーナメント2014第28戦の大会の様子をまとめています。予選途中で通り雨があったものの、ほぼ曇りの中の大会となりました。優勝は吉田一也選手(愛知)で通算3勝目を挙げました。2位は安島裕仁選手(茨城)、3位は田中英樹選手(神奈川)でした。
大会の様子
大会成績・データ
大会レイアウト
予選
朝の気温は12℃。ここ最近では比較的暖かく感じる日。天候は曇り。水質はクリアー。僅かに風は吹いていたが水面を揺らすほどでもない程度。予選は川側からのみ片側使用。予選は釣り池を[Aエリア:上流側][Bエリア:噴水付近][Cエリア:下流側]に分け、各エリア25分x6ローテーション(釣り3回・審判3回)の総釣果で競われた。
予選第1ローテは放流効果もあり、放直カラーのスプーンでの手返し勝負になる。下流側Cエリアに入った指宿侑帆選手が23尾を挙げるなど釣れる時間となった。開始15分過ぎ頃からはさすがに熱狂的な釣果は息切れてくる。釣果は下流側Cエリアで平均15本を超える一方で、上流側Aエリア、噴水Bエリアは10本以下とややさえなかった。第2ローテはマイクロスプーン、クランクなどが投入される時間。水がクリアーでややタフコン気味ではあったが「水の動きのある所」か対岸付近の沖目の釣りで釣果を伸ばす時間。第3ローテ頃も似た流れだがニョロ系の蛍光色などが好釣果。
予選第4ローテ開始前に途中放流が入る。この時間、一旦天候が曇りから雨に変わるがこれは通り雨だったようですぐにやむ。放流効果もあって再び放直色のスプーンの手返し勝負の時間。上流側Aエリアの[18]前田賢哉第の16尾を筆頭にフタケタ釣果が出るが、先ほどの放流量に対してまだ全部を釣りきっていない様子。その後も一時的な雨で特に川水が濁る事もなく、5ローテ以後はクランクかボトムフィッシングのいずれかの釣りを選択する選手が多かった。派手さこそないが地道にルアーチェンジをしながら数を伸ばせる時間となった。
決勝
決勝戦は各組上位4名、計24名が進出。上流側Aエリア、下流側Bエリアに再編、AB各エリア25分ずつ前後半入れ替えで行われた。
決勝戦前半は[5]吉田一也選手が上流側Aエリアで、他の選手が早上がりする中で時間を最後まで使い切り10尾でトップに立つ。決勝後半になると前半にくらべ全体的に釣果が失速する中で吉田選手は4尾を追加。計14本をあげて優勝。年間優勝回数を2に伸ばし、年間ポイントランキングも3位突入と大きく躍進した。2位は2尾差12尾で茨城・安島裕仁選手、3位は11尾で地元田中英樹選手、後半追い上げた西山裕之選手が入った。
記録室より
● 優勝した吉田一也選手は2014年1戦浜名湖FR大会以来となる今期2勝目。通算3勝目。
優勝者プロフィール・インタビュー
吉田一也(よしだ かずや)Kazuya Yoshida
所属チーム:Undead Factory
エリアトーナメント通算3勝目。2012年3月サンクチュアリ初勝利。2012年マスターズ2位。
決勝戦ハイライト
過去の大会
【傾向】
川水使用のため換水は早い。前日の降雨、上流の宮が瀬ダム放水などでも状況が変化する。放流は軽トラック運搬によるバケツ放流。放流魚は早い時間から反応するが釣り座によって放流ムラがでる時がある。放流魚対策、地の魚対策が必要。